静岡ブルーレヴズにとってもトヨタヴェルブリッツにとっても2022-2023シーズンの最終戦。
いつもは5000人程度しか入らないヤマハスタジアムだけど、この日は試合前から「1万人以上の来場を見込んでおり、混雑が予想されます」というお知らせが来ていた。
ということは、のんびりしていたら、来場者1万人にプレゼントのレヴシャツをもらえないかもしれない。
「1万人プレゼントって言ったら全プレだよねー」
とヘラヘラしていた数日前の私とリカさん。
とりあえずヤマスタに着いたら入場してレヴシャツゲット。
本当にすごい人人人…。
こんなに混雑しているのは、五郎丸さんの最後のホスト試合の時以来かな。
クワッガスミス選手。
今日も残念ながらメンバー表に名前はなかった。練習には参加しているみたいだけど、怪我の程度はどのくらいなんだろう。
9-10月のワールドカップでは大活躍をしてくれることを楽しみにしている。
伊藤平一郎選手と日野剛士選手の名前を冠したフード。
前節の熊谷で、近くに座っていたレヴニスタのご家族連れの方が
「ひのたけぱん美味しかったね〜。また食べたいね〜」
と話しているのを耳にした。
ひのたけぱんの存在は知っていたけれど、食べたことはなかった。だけど、おいしいって聞いちゃったら食べたい。
さっそく買いに走った。
リカさんはイトーのもつ煮を食べると言っていたので、一緒に買っておきますよ、と言って一旦別れたのだけれど…。
ビールも買ったし1人では持ちきれない。。。
「袋とかトレーとかありますか?」
と聞いてみたけれど何もなかったので、カウンターの片隅でリカさんを呼び寄せることに。リカさんを待っている間にも何人もの人が買ったものを運べなくて、ヘルプを呼んだりその場で飲んだり食べたりして、持ち運ぶ量を減らそうとしていた。
私もビールを飲みながらリカさんを待ち、自分達の席へ。
今日は浜松市民ご招待に当選したのでバックスタンドで無料観戦。
パンを食べ、マッシュルームスープも飲み、リカさんが買ってくれたうなぎ串も堪能。このうなぎ、いい焼き加減ですごく美味しかった!
さて、試合の方は、ヴェルブリッツに先制されるといういつものような展開。もはや慣れっこになってきたこの流れ。2トライを先に入れられようとも動じない心を身につけてきた。平常心が大事。
期待通りに懸命に追いかけるレヴズの選手達。
大戸選手のトライ!!!
会場が沸いた。
と思ったら、TMOの結果アクシデンタルオフサイドでノートライ。
これはとっても残念だった。アクシデンタルでも許してくれないのね。それにしてもレフリーってよく見てる。
前半終了近くに、家村選手のトライが決まった!
リーグワン初トライだ!
さらに久しぶりの登場の奥村選手のコンバージョンキックも決まった!最終節に戻ってきてくれて嬉しい
前半は12対21で終了。
ハーフタイムにはレヴズくんとライガーくんがグラウンドをまわって、2人で小芝居を演じてた。
この2人、髪型も似てるし背丈も同じくらいで兄弟みたい。ライガーくんの方が俊敏そうだったけど、とても仲が良さそうだった。
そして後半スタート。
レヴズにペナルティかぁと思った瞬間、ヴェルブリッツの攻撃が始まって、蹴られたボールを家村選手が追いかけて拾おうとしたらタックルされて奪われて、高橋汰地選手に渡り、瞬く間にトライ。早い〜。高橋選手かっこいいー。だけど点差が10点以上も開いてしまった。
ヴェルブリッツの勢い、すごいなぁと思ったけれど、レヴズも負けていない。
アラパティ・レイウア選手からのパスでマロ・ツイタマ選手のトライ!叔父さんからのパスで甥がトライよ!相変わらず見せ場を作ってくれるねぇ
その後、27対28、1点差まで追いついた。
劇的逆転のチャンスはある。
と思ったんだけど、
ペナルティを何度か取られて、そのたびにティアン・ファルコン選手がペナルティキックを正確に決める。すごく難しそうな角度でも外さない。
点差はあっという間に開いて、最後にトドメのPGを決められて27対37で試合終了。
勝てそうだったのになぁ。
レヴズの試合は毎回勝てそうなんだよなぁ。
でも今日のヴェルブリッツはいつにもまして気合と集中力がすごかったし、応援している人たちもものすごく力が入っていた。ほぼブルーに染まるヤマハスタジアムの中で、ヴェルブリッツファンの方々の存在感もすごかった。
最後にシーズン終了のご挨拶があって、共同キャプテンのクワッガ・スミス選手や奥村選手の言葉を聞くこともできた。
最後まで、毎回白熱の試合を見させていただいて本当に感謝の気持ちでいっぱいだ。
楽しかったし、来年も楽しみだ。
スタジアムの横のセブンイレブンで、リカさんと喋っていたら、目の前をファルコン選手が走って行った。
「え?今のファルコン選手だよね?豊田まで帰るからおやつでも買いに行ったのかな」
間違いなく、先程プレイヤーオブザマッチに輝いたばかりのファルコン選手だった。
より近くですれ違ったリカさんが言うには
「すごくいい匂いだった」そうだ。
80分あんなに走り回って闘った後にあんなに軽快に動けるなんて、すごい。