久しぶりのブログ。
だいぶ暖かくなってきました。
季節の変わり目、皆さん体調管理には気をつけて(>_<)
今夜は偶数月第三金曜日にMCで出演している #PARTY_UP @新木場agehaのスペシャルバージョン、U.S.からFatman Scoopを迎えて開催です。
おかげさまで自分も夜のCLUBシーンにて現在MC出演を月20本ほど頂いてます。
HIPHOPからEDM、POPS色んな場所、色んなCLUB、色んなPARTY、色んなDJを見て聞いてきました。
東京が中心だけど、年間200本以上、ラップを始めた頃、CLUBに行き始めた頃はこんな風になるなんて思わなかったなぁ。
みんなはCLUBに何を思って遊びに行っていますか?
騒ぎたいから、好きなDJがいるから、ナンパしたいから(されたいから)、出会いを求めて、飲みたいから、色んな理由があると思う。
俺は元々高校生の頃にU.S.のHIP HOPを聞き始めて、ネットで調べたりレコード屋に行ってレコ屋のオススメとか買ったり、MIX TAPEを買ってそこからお気に入りのアーティストを見つけてそのアーティストのCDを買ったりして音楽にのめりこんでいきました。
CLUBという文化を知って興味本位で初めて行ったCLUBは、BARに近いくらいの広さしかない今はもうなき渋谷の某CLUBで、お客さんも数人しかいなかった。知り合いに連れて行ってもらったんだけな、確か。
俺も16歳か17歳くらいだったと思うんだけど、SeratoはおろかもちろんCDJもなくて一人のDJがレコードでR&Bを回してた。
ぶっちゃけ俺はナンパとか男女の出会い的なのとかどうでも良くて知らない曲がかかる度に
「この曲なんだ?」
「あれ、この声、あのアーティストだ、でもこの曲は知らない!」
「ラップは一緒なのにビートが違う!リミックス...?」
なんてことをひたすら思っている少年でしたw
初めてDJに「今の曲なんですか?」と質問した楽曲はR&Bの超CLASSIC、LISETTE MELENDEZのGOODY GOODYだったな、多分一生忘れないと思う。
それから最初はそんなに多くは行かなかったけど、CLUBに行ったらDJブースの前に立ってかっこいい曲はレコードの盤面のクレジットを追ったり、DJにさっきの曲なんですかって質問したり、無差別にMIX TAPEを買い漁ったりして、
自分のまだ知らないかっこいい曲
自分のまだ知らないかっこいいアーティスト
との出会いに必死でした。
前置きが長くなったけど、やっぱりCLUBでは多くの人が自分の知ってる曲・自分の知ってる曲が流れることを求めてる。
何年も前からのPOPSで未だに爆発するフロア、お決まりのパターン、それはそれで楽しいし、そういうCLUB、そういうPARTY、そういう時間帯も必要だと思う。
でもDJの仕事は(それに伴ってMCもそうだと思うけど)、ある意味Education(教育)でもあると思う。
世の中にはこんなにかっこいい新譜があるんだよ、みんなの知らないこんなに良い曲があるんだよ、この曲とこの曲のこんなにかっこいい繋ぎ方があるんだよ、この曲にはこんな意味があってこんな踊り方があるんだよ、っていう。
そのDJのメッセージを、踊っているフロア側が拒絶してしまうとDJも結局お客様が求めることしか出来なくなっちゃう。
どんどん音楽が持っている可能性が狭くなっちゃう。
今はスマホのアプリで簡単に今流れている曲が誰のなんていう曲か調べられる時代。
俺ももちろん今でもHIP HOP、EDM、POPSに限らずCLUBで聞いた知らない曲、かっこいいなって思った曲は調べたり、調べられなかったらDJに聞いたり、それでも見つからなかったらわざわざ送ってもらったりしてますw
「知らない曲でつまんなーい」
じゃなくて
「知らない曲だ、でもこの曲なんだろう?」
っていう探究心、好奇心を持って音楽と接すれば
今よりCLUB遊びが楽しくなるし
DJがもっと色んな世界を見せてくれるんじゃないかな、と思ったって話です。
このことについては最近思ったわけじゃなくて常日頃から思ってたんだけど、なんとなくこのタイミングでブログに書いてみました。
元々大人数で騒いだり人混みが得意じゃない俺がMCをやる理由、この業界(?)にいる理由。
毎晩のようにCLUBにて、"ラッパー"とはまた別の視点で"MC"としてDJブースにいて、時には「チャラいんでしょ?」なんて言われる自分がマイクを握り続ける理由。
音楽が好きだから。新しい音楽との出会いを求めてるから。
音楽との出会いより女との出会い、新譜より女のケツの方を追っかけまわしてるヤツとは一緒にされたくないなぁ。
ぺいす!