朝一番にエルシーちゃんに突撃して、撃沈したわけですが。
まずは朝ごはん食べて体制立て直し！
ちょっとめげそうになってたけど、ココは踏ん張らないとだよね。
「服のシワ、なし。髪の毛…ちょっと乱れてるけどまぁいっか。それと…（ごそごそ）カルロスさんに手配してもらったヤツ、よし！」
そうして、なんとかエルシーちゃんを誘い出して。
「えるっ、エルシーちゃん！あのね！」
どうなることかと思ったけれども、エルシーちゃんは婚約を喜んでくれました(*^_^*)
挙式は年が明けて、春爛漫の頃。
婚約した数日後の夜。
パパのお隣に潜り込むミカサちゃん。
2人ともとってもお上品(*´∀`)♡
「父さんに婚約の報告したいなー♪」
「んー。むにゃむにゃ、なに？イヴォン君？」
「あ。起こしちゃった？ごめんね、父さん。」
「ううん。いいよ。それで？」
「へへ。あのね、僕さ…」
「ゴホゴホッ…」
「あれ？父さん、風邪？」
「…ん？」
「……父さん？？」
「父さん…ねえ、最近ダンジョン頑張りすぎだよ…少し、休まない？」
「もー、心配し過ぎだよ、イヴォン君。仮にも《シズニが導く者》になったんでしょ？ね？悲しまないでいいんだよ(*´꒳`*)」
ねえ、父さん？
キラキラした父さんをもう少し見ていたいんだ。
まだまだ若いんだし、どうかもう少し、長生きして、毎日を楽しんで。
言いたかった言葉は、伝えることができずに、年末を迎えることになった。