ホワイトくんはたぶんキスをしてくれて
たぶん声を掛けてくれていたはずで
気付くとひとつになっていました。
いつの間にか眠っていて
目覚めると
いつの間にかひとつになって
私はおぼろげに
「ホワイトくん ホワイトくん ホワイトくん」
と呼んでいたような気がします。
時折目が覚めたりしていた
記憶を思い起こすと
私は合え義声を出したり
ホワイトくんの横に寝ていたり
ホワイトくんに抱き付いていたりして
ほとんど覚えていませんが
「スロー スロー起きる時間だよ」
「スロー お風呂に入るから起きて」
と何度か言われて
のそのそと
這い出るように別度を後にしました。