ささくれデート⑧ | 人生最後のスローな恋愛

人生最後のスローな恋愛

大好きな彼とのことを綴りたい。

私の身体は力が入らなくなっていました。



ホワイトくんはたぶんキスをしてくれて

たぶん声を掛けてくれていたはずで



気付くとひとつになっていました。


いつの間にか眠っていて
目覚めると
いつの間にかひとつになって
私はおぼろげに

「ホワイトくん ホワイトくん  ホワイトくん」

と呼んでいたような気がします。


時折目が覚めたりしていた
記憶を思い起こすと

私は合え義声を出したり
ホワイトくんの横に寝ていたり
ホワイトくんに抱き付いていたりして

ほとんど覚えていませんが




「スロー  スロー起きる時間だよ」


「スロー  お風呂に入るから起きて」

と何度か言われて
のそのそと
這い出るように別度を後にしました。