本日は遠隔について話していこうと思います。これもパチ屋店員時代に聞いた話です。


遠隔とは本来のその台の大当たりの当選確率を完全に無視して、ホール側でそれを操作することとされています。


まず結論ですが、

遠隔はやろうと思えばできる

ということを当時の主任は話していました。


必要な道具も特段難しいものではなく、ノートパソコンと遠隔用の配線と、台にちょっとの細工でできるようです。


遠隔が最後に摘発されてからは10年以上経っているようですが、それ以降には遠隔が見つかった話はパタリとなくなりました。昔からパチンコやスロットをしている人からすれば、過去にそんなんがあったから今でもあるんじゃないのか?と疑ってしまうのは仕方ないと思います。


とその前に、ひとつ👆大事なことを言います。

遠隔とはもともと大当たりを誘発させるためのものであり、大当たりを消すためのものではないということです。


よく長時間ボーナスが当たらなかったり、あり得ないような深いゲーム数まで当たらなかったりすると遠隔だ!!って考えたくなりますよね。

お客さんが当たる→遠隔ボタンポチッ👇🖲→大当たり消去完了、みたいに思ってる人がいればそれは大きな勘違いです。遠隔で当たりは消せません。しかし元々の大当たり確率を上げたり下げたりすることは可能なようです。パチンコで言うなら1/319の機種であれば遠隔で1/638にしたり反対に1/160にしたり設定したりはできるようです。


当たらないようにさせたところでお客さんが減りますし、不信感も募りますし、特定の誰かを狙い撃ちにして負けさせたところで得られる利益などたかが知れています。お客さんとのトラブルも起きやすくなりますし、ネットにも今では書かれてしまうリスクもあるので、ホールにほとんどメリットがありません。

反対にボタンポチッ👇🖲でうまいこと当たらせると、そのお客さんは何度も通ってくれるようになる可能性が上がるので、それで徐々に負けてもらえばその方が長い目で大きな利益になります。


このような背景を踏まえ、現在は遠隔してるホールは限りなく0に近い理由はいくつかあります。


①最近の機種は人気寿命が短いため

昔はひとつの機種が長い期間多くのお客さんに好まれて打たれていましたが、現在では新しい機種も少し時間が経てばすぐにガラガラな状態になってしまいます。なので、新台入れ替えの頻度を結果として増やさないと稼働をキープできないところがほとんどです。新台を稼働させる場合は警察のチェックが必要なので、警察にチェックされる機会が昔よりも増えたことにより、もし仮に遠隔の配線を取り付けたところで、直前になって何度も取り外してはまた付け直すということを繰り返さなくてはいけなくなります。ホールからすると明らかに無駄な作業で、こんなことをしてると通常業務に間違いなく支障が出ます。


②内部告発されるリスクがあるため

当然遠隔する設備を用意するには1人で行うなんてことは到底無理な話で、何人かで共同で行われるものです。他のスタッフに全く気づかれないでそういうことをするのも難しく、万が一従業員からその情報が外部に漏れるとジ・エンドです。


③そもそものリスクが大きいから

全国に店舗を構えているような大手の法人であれば、1店舗でも遠隔してるホールが見つかると最悪の場合全国のホールが営業停止になるリスクがあります。そうなると自分らのホールだけの問題では収まりきらないので、大手のホールほどそういうことはまずあり得ないと言い切ってもいいと思います。


④遠隔するための機器を買う予算がないため

現在のほとんどのホールはコロナの影響のせいもあって、少しでも売上を上げて経費を削減して何とかやり繰りしようとしています。そんな中、儲けが少ない状態で違法な機器を高額なお金を出して買う余裕のあるホールなどまずありません。何にいくら使ったかも昔よりも監査が厳しくなってるのでそう簡単に隠蔽することはできません。遠隔の機器を売ってる会社も今はかなり少なくなってることもあり、入手経路を確保することも難しくなっています。


⭐️まとめ⭐️

はい、いかがだったでしょうか。

今回は遠隔について話してきました。

遠隔は元は当たりを意図的に起こすことが目的であり、当たらなくさせるものではないということです。現在のパチンコ業界の動向を考えて、遠隔はまずあり得ません。こんな中でもし遠隔をやってるホールがあるとすれば、もうそれは正式な営業許可を取ったホールではないことになります。遠隔とは少し話が逸れますが、正式な営業許可を取ってないといえば闇スロと言って50スロや100スロみたいな違法な高レートで、しかも昔の3号機や4号機など設置期限の切れた機種を堂々と大量に置いてこっそり営業してる店もまだあるとのことです。ヤバいですね💧💧


次回は「パチ屋の清掃員だった時の話」です。


ではでは👋