本日は設定1についての真実について突き詰めていこうと思います。

設定1って誰がどんな打ち方をしてもほぼ負けるようにできてます。

小役を取りこぼさず全て取っても、ボーナス察知を最速でできてもです。

機械割も低いものだと95%くらいです。

これを例えば10000G回したとします。1回転で3枚のメダルが必要になるので10000回転回すのに投入しなければならないメダルは

3×10000=30000枚です。

これに対して払い出し枚数の割合が95%ですから、

30000×95/100=28500

よってその差は、

28500-30000=-1500

つまり理論上1500枚負けです。

等価交換でも3万負けです。

いやいやそんなはずはない!5万円以上も余裕で負けれるし、何なら10万円負けもするし!

って思いませんか。

そんな小さな傷で済むわけないだろう💢って感じる人は多いはずです。


これを嘘か本当かを証明する方法は実は、

ありません。

メーカーの発表している数値なので打ち手の我々は「そうなのか」と思うしかないのです。メーカーは事細かに何ゲーム回してどういうやめ方をして、小役をどれほど揃えてるのかなどの細かいシミュレート条件は解析に出していません。こればかりは開発の方でなければ正確に答えることはできないと思います。


というわけで皆さん、メーカーに問い合わせて真偽を確かめてください!というわけにもいきません。ならば、自力で計算するしかないでしょう。


機械割というのはどれほどのブレが生じるものなのか

ここを明らかにしたいというのが今日のメインテーマです。

これを確かめるのには何の機種でも構わないので、設定1を終日打ったデータがいくつか必要です。



そこで今回はネットから引っ張ってきたマイジャグ4の設定1のデータを使いたいと思います。

マイジャグ4の設定1の機械割は95.7%です。これをとりあえず信用します。ここを疑ってたら話が先に進みません(そのデータが本当に設定1のものかどうか分からないだろ、という反論はここではなしです)


ネットに設定1をいくつか打ったデータがあったので、それをいくつか引っ張ってきました。これもこのデータが間違いなく設定1のデータであると仮定します。データは1つ1つが10000回転ちょうど回してます。

✳️ここから複雑な計算が続くので見るのは面倒いと思うので、飛ばして最終的な答えだけ見ても全然OKです🙆‍♂️


まず10000Gマイジャグ4の設定1を回した期待値は、3×10000=30000

30000×95.7/100=28710

28710-30000=-1290枚です。

データは以下の20個を今回使わせていただきます。


データ①BB29 RB28 差枚-2646枚

データ②BB37 RB24 差枚+14枚

データ③BB41 RB18 差枚+72枚

データ④BB35 RB23 差枚-1088枚

データ⑤BB45 RB19 差枚+1239枚

データ⑥BB27 RB19 差枚-3916枚

データ⑦BB42 RB26 差枚+1244枚

データ⑧BB23 RB23 差枚-4760枚

データ⑨BB46 RB20 差枚+2142枚

データ⑩BB37 RB21 差枚-686枚

データ11 BB39 RB29 差枚+622枚

データ12 BB32 RB16 差枚-2899枚

データ13 BB31 RB19 差枚-3027枚

データ14 BB33 RB20 差枚-1714枚

データ15 BB35 RB26 差枚-719枚

データ16 BB32 RB23 差枚-2044枚

データ17 BB29 RB25 差枚-2764枚

データ18 BB35 RB25 差枚-526枚

データ19 BB31 RB20 差枚-2594枚

データ20 BB21 RB25 差枚-5459枚


この20個のデータからまずそれぞれ期待値からどれだけ離れているかを出します。

データ①-1356枚

データ②+1304枚

データ③+1362枚

データ④+202枚

データ⑤+2549枚

データ⑥-2626枚

データ⑦+2554枚

データ⑧-3470枚

データ⑨+3852枚

データ⑩+604枚

データ11 +1912枚

データ12 -1609枚

データ13 -1737枚

データ14 -424枚

データ15 +571枚

データ16 -754枚

データ17 -1474枚

データ18 +764枚

データ19 -1304枚

データ20 -4169枚


ここでデータ①〜20までの分散を出します。分散が何を表すものかという説明は長くなるため割愛します。各値それぞれ2乗して足していきます。

1838736+1700416+1855044+40804+6497401+6895876+6522916+12040900+14837904+364816+3655744+2588881+3017169+179776+326041+568516+2172676+583696+1700416+17380561

=84768289

これをデータの個数分で割ります。すると、

4238414になります。

これにルートを掛けると、標準偏差が出ます。標準偏差も何なのかは各自ググってください。

これを計算すると、

≒2059になります。これをSDとします。

統計の出し方の公式で、平均値±SDの中に全データの68%が含まれ、平均値±2SDの中に全データの95%が収まるとされてます。


これでベルカーブの確率分布に当てはまると、

-1290±2059この間に約68%が当てはまり、-1290±4118の中に95%が当てはまるということになります。


⭐️まとめ⭐️

おまたせしましたが、最終的な答えはこちらです💁‍♂️


-3349枚〜+769枚に収まる可能性が68%

-5408枚〜+2828枚に収まる可能性が95%

これを機械割に変換すると、

88.8%〜102.6%に収まる確率は約68%(約3回に2回はこの機械割になる)

82.0%〜109.4%に収まる確率は約95%(10回中約9回以上つまりほとんどの場合はこの機械割になる)

この95%という数字は聞いたことある方もいらっしゃると思いますが、95%信頼区間と言います。

これがマイジャグ4の機械割95.7%の設定1を打った時にブレる範囲の推定値ということになります。
こんな計算めんどいんで良い子はマネをしないでください→誰がするか!
設定1でも5400枚マイナスになる時もあれば2800枚プラスになる時もあるわけです。
同じ設定なのに出る時と出ない時で8000枚以上差が出てしまうのです。
同じ設定とは思えませんよね。これだからAタイプの設定判別は非常に困難なのです。
これでもサンプルがたかが20個なので、この数が増えれば増えるほどもっと精度の高いブレ幅を計算することができます。

ちなみに平均値±3SDになると99.5%がここに収まると言われ、これ以外の数値になることは超超まれということになります。計算すると、
-7467枚〜+4887枚になります。
機械割にすると、75.1%〜116.3%です。
つまりマイジャグ4の設定1はこれ以外の数値になることはほぼあり得ないことになります。勝ちの部分で言うと設定1で+5000枚以上出すことは理論上ほぼ不可能ってことです。+2828枚以上出ることも稀ですから、およそ+2800枚以上出れば設定1をほぼ否定できると考えて問題ないと言えます(+2800枚以上出れば95%設定1を否定できるからです)。これは総獲得枚数ではなく総差枚数であることに注意してください。
超運が悪かったら等価交換で約15万円負け、超運が良かったら等価交換で9万7千勝ちです。同じジャグラーを終日打ち続けて15万円も1日で負けたらある意味伝説ですよね。。

次回は「並びの多い人気ホールの特徴について」です。

ではでは👋