物流は陸上輸送、海上輸送、航空輸送の網によって行われます。
その網の線はそれぞれ個別のものですがその効率を上げるためにはそれぞれの線をうまく統合する方法が用いられます。それが物流拠点と呼ばれるものです。
昨日日通から発表されたリリースは同社グループのシカゴにおける拠点がスタートすることを記していました。http://www.nittsu.co.jp/press/2011/20110516-1.html
「現地法人 米国日本通運株式会社(社長:千田賢了 以下、米国日通)は、このたびシカゴに新施設「シカゴ・ロジスティクスセンター・イースト」(以下、「イースト」)を竣工、隣接する「シカゴ・ロジスティクスセンター・ウエスト」(以下、「ウエスト」)と併せた総合施設「シカゴ・ロジスティクスセンター」を稼動させました。(原文引用)」と書き出しで記しています。その枕のコピーはは「
~米国中西部拠点の総合施設で 陸・海・空サービスをワンストップで提供~」です。
新施設は米国シカゴオおヘア空港の近くに竣工しました。シカゴは米国中西部の交通の要衝であることは言うまでもありません。これまではシカゴ郊外に分散していた海運貨物、倉庫配送、引越、情報システム、旅行の各部門を集約、航空貨物と拠点を統合することになりました。
また、「綿密な輸送スケジュール管理が必要とされるデジタル機器や、自動車の生産部品などの航空貨物については、「ウエスト」での仕分け・発送作業と、「イースト」の倉庫管理システムを連携させることで、リアルタイムでの在庫管理が可能なハイスピードロジスティクスを提供いたします。(原文引用)」とあるように作業と情報のマッチングも重要な効果を期待する部分になっているようです。
いずれにしても「ワンストップサービス」の効果は大きいのでないでしょうか。
シカゴ・ロジスティクスセンター・イースト(左奥)とウエスト(右手前)
今日のキーワード
”拠点は物流交点の効果的配置の視点で”
