今日は歴史の中で推定される証拠のようなものを報じた記事を見ました。
「大阪市博物館協会大阪文化財研究所が発掘した難波宮跡(同市中央区)で、遷都前にあたる6世紀末~7世紀前半ごろの地層からアフリカ原産の薬用植物トウゴマ(ヒマ)の種8個が出土していたことが18日分かった」というものです。(報道源http://www.47news.jp/CN/201102/CN2011021801000526.html )
659年の唐の医薬書「新修本草」に初めてトウゴマの記載があり、その頃に日本にも伝わってきたのだろうということです。当地では6世紀末の新羅土器も出土しており、大阪湾に近い難波宮一帯が造営以前から物流拠点だったことを裏付ける史料になるのでないかというものです。
古地図の大阪は現在のそれとはずいぶん異なっていますが船着き場などが作りやすい立地であり物流拠点として適地であったのでしょう。
それ以降の歴史の中でも水の都、商都大阪として発展してきたことでも交通の要所に人が集まり拠点立地となるということがわかります。
人が集まるところにものが集まり、交通の要所に人が集まるということなのでしょう。
今日のキーワード
”立地は多くの要因を加味した利便性を考える”