横浜でのAPEC閣僚会議の共同声明から物流円滑化関連事項を拾ってみました。
共同声明原文はhttp://www.apec2010.go.jp/docs/ammstatement2010_j.pdf
サプライチェーンの連結としての目標を設定しています。
「アジア太平洋地域の中を物品及びサービスが移動するに当たっての時間,費用及び不確実性の削減の観点で個々のエコノミーの状況を考慮しつつ,サプライチェーンのパフォーマンスを2015年までに10パーセント改善する」
そしてそのための具体策を掲げています。
「各エコノミーにおけるシングルウィンドウ(卖一窓口)・システムの構築促進及びシングルウィンドウ・システム間の国際連携の向上,相互運用可能な基準に基づいた貨物状況のデータ共有のためのグローバル情報網整備を目指す国際サプライチェーン可視化のイニシアチブの実施,並びに輸送インフラの整備及び促進のための作業を継続する」
行動計画としてあげられているものも列記しておきます。
・税関や検疫、港湾管理などの手続きの一括処理するする窓口等の設置
・原産地証明の手続き簡素化
・通関の所要時間の調査
グローバル化の中での物流課題解決のためには様々な障壁を取り除き簡素化することが求められます。
「適時・適量・適品」には関係国の共通認識と共同行動が大切です、何とか歩調を整え実現を図ってもらいたいものです。
今日のキーワード
”歩調の整った共同を”