政府の追加経済対策、総額についての与党3党間の総額7.2兆円に至るやりとりが報道各社のニュースが伝えられました。総額をどうするというのも緊急対策と財政バランスの点では重要視されなければならないことでしょう。ただ、対策の中身にどんなものがあるのかも注目をしておくことも必要でしょう。
詳細を見るには首相官邸ホームページの発表資料を見るのが一番です。
ホームページアドレスはhttp://www.kantei.go.jp/ 。
ここから今回の
明日の安心と成長のための緊急経済対策
(平成21年12月8日)〔閣議決定〕を選びます。そうすれば30ページに書き込まれた内容が見られます。
そのうちの物流交通関系の事業内容としては次のように記されています。
大項目の中の「2.環境」という分類、そして下位項目としての「<成長戦略の布石>」、そして具体的項目が分類されそこに次の内容が記されています。
(3)交通・産業、地域の低炭素化の推進
多様なエネルギーの効率的利用や二酸化炭素等の削減に向けた交通や産業、地域における取組を支援する。
<具体的な措置>
○交通・産業における環境配慮の取組への支援等
(ア)物流・交通の低炭素化
・ 海上交通の低炭素化促進、グリーン物流パートナーシップ会議の取組の拡充等による物流・交通の低炭素化
(イ)「通勤交通グリーン化推進プログラム」の推進
・ 「グリーン通勤の日」の設定などにより、マイカーから自転車、鉄道、バス等への転換を促進する取組を推進
(ウ)国内クレジット制度の更なる推進
・ 地方自治体等との連携強化により、地域の中小企業等のCO2 排出削減支援を通じ、我が国の6%削減約束の達成に貢献
(エ)地球温暖化対策加速化支援無利子融資事業の推進
(オ)低炭素型雇用創出産業の国内立地の推進
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予算規模としては次の内容のみが記されています。配分は見ることができません。(単位は兆円)
2.環境 0.8 程度 4.1 程度
<「エコ消費3本柱」の推進> 0.6 程度 3.9 程度
<成長戦略への布石> 0.2 程度 0.2 程度
成長戦略の布石の中の一ジャンルの事業ですから2000億円程度の中の一部に含まれるのでしょう。
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何はともあれ、報道では伝えられていない内容を知る方法としてニュースソースをできるだけ源流に遡ることが必要であることが分かります。
今日のキーワード
”源流がどうなのかを遡る”