SSC(シンプル・スリム・コンパクト) | 「ロジスティクス・物流・マネジメント日々雑感」篠原ロジスティクスオフィス 篠原和豊

「ロジスティクス・物流・マネジメント日々雑感」篠原ロジスティクスオフィス 篠原和豊

ロジスティクスや物流現場、日々報道されるニュースなどを直視したり斜に構えたりしてビジネスや社会生活のヒント、情報をちりばめます。

 表題はダイハツ工業のコスト低減活動のニュースリリースにあった言葉です。

 http://www.daihatsu.co.jp/wn/2009/0925-1/index.htm


 その中で製造コストの大きなウエイトを占める購入部品についても調達活動を抜本的に見直し「オープン&フェア」の徹底などで”軽”特化の徹底した原価低減活動を強力に推進するそうです。


 調達活動方針は「環境変化に素早く適応し、軽自動車に最適な、廉価で、より良いモノを、サプライヤーとともに創造する。」というものです。要約すると従来のつきあいに縛られることなく広く調達先の門戸を開き公正な方法で取引を決定、サプライヤーと一体となった原価低減活動を行い信頼関係を築く、経営トップは自ら現地現物を実践するというものです。


 活動の方針は全世界のサプライヤーから”軽”に特化した情報を集め調達活動をする、シンプルでスリムなサプライチェーンの構築、サプライヤーと一体となって、低燃費・省資源に貢献する低コストでつくりやすく、運びやすい「素質の良い部品」の開発を行い、さらなる部品共通化/種類削減を徹底し、量産メリットを創出、調達部を取引状況に最適な組織形態とし、役割の明確化と各々の機能を強化するなどがあります。


 調達活動に力を入れるところが大変多くなっています。


 ポイントはサプライヤーと一体となった活動にあるのでしょう。最終的にはお互いの信頼関係が最重要課題になるのでないでしょうか。


今日のキーワード

”調達先も対等で信頼のある関係で”