梅雨時を迎えた武田尾を歩きました。今回は駅周辺の植物を中心に観察しました。
今回の観察経路
まず駅から上流側に歩きます。対岸の岩肌に奇妙なオレンジ色のものが見えます。
「スミレモ」です。普通、藻類は水の中と思いますが、これもれっきとした藻だそうです。緑藻類、スミレモ科とか。
駅側から見たスミレモ
少し歩くと「ヨコグラノキ」がありました。
葉が互生になっているのですが、片側に2枚ずつ付くとか。
ヨコグラノキ
こんな可憐な実をつけた木も見られます。「ヒメコウゾ」です。実は美味しいのですが,まわりに付いた毛が舌にからみつきなかなか取り除けず苦労します。
ヒメコウゾ
上を見ればクルミの実をたくさん見ることができます。下に落ちたのをつまんでみると粘りけがある感じです。
少し目線を上げた岩の間に「ツメレンゲ」も見ることができます。10月頃に花を咲かせるそうです。
対岸にまわると「スミレモ」の細かい部分まで見ることができます。さわってみるとしっかり堅さがあります。
今の時期、「ヤマアジサイ」も見ることができます。
ヤマアジサイ
ツタ類が何種類か木の枝に絡まっています。里山保全などでは最初に切られるものですが、自然の補完関係ではそれなりに意味のある植物です。この写真では三種類のつたが写っています。
ツタ三種
対岸から下流の橋を渡る時に上流の武田尾駅方面を映してみました。
武田尾駅付近の武庫川
今回見た植物は記録しているもので35種類ほどになりました。まだまだ目をこらせばいろいろなものを見ることpができるのでしょう。
夏休みの子供たちの自然観察にも手頃なコースと思われます。もちろん、たっぷり時間をとった武田尾~櫻の園~生瀬という廃線跡を歩く自然観察にはお勧めコースもあります。
今日のキーワード
”限られた範囲にも多くの生物が生息する”






