「売上高物流比率」という指標があります。
同業他社、業種別比較など「めやす」として見るのには十分意味を見いだすことはできます。例えば紙やパルプ業界、窯業・土石・ガラス・セメント業界などは売上高物流比率は10%くらいになるけれど、医薬品業界は1%はないのでないかなどおおよその数字として参考にはなります。この範囲で自社の物流改革の目標値の参考にはなります。
同じように比較を同業他社の表面的な数値と比較してみるとします。この数値を見て一喜一憂しないことです。同業他社といっても取扱品目を見てみれば容易に分かるのですが、同じようなものもあれば全く取り扱っていないものや納入先も随分と違いがあるはずです。
そう、会社対会社などのように総体として比較しても「意味のない比較」になってしまいます。
意味を見いだそうとするならば、同じような品種で個別詳細にデータを比較するしかありません。
多分、これは不可能とも言えるはずです。企業ごとにものの扱い方は大きく異なるはずです。もし比較できるとすれば、同じ物流業者さんの同じセンターで同じような品種を扱っている場合です。しかしこれとても契約条件が異なっていれば比較はできないでしょう。
意味を見いだすには、同じ土俵にのせてしまわなければなりません。同じ尺度で比較できるものです。これは今の競争社会においては困難とも言えます。
現状で意味を見いだすとすれば、やはり「めやす」として見るしかないのでしょう。他社比較よりも自社内での時系列推移、センター間比較を詳細に行う方がよっぽど有効と思われます。
今日のキーワード
”比較分析は使える比較を”