4月6日(月)から4月15日(水)までの10日間、「春の全国交通安全運動」です。
常日頃、交通安全には注意しているという方がほとんどだと思います。しかし、痛ましい交通事故が絶えません。人間特性として事故を起こしてしまう可能性を誰もが有しているということを気にかけておきたいものです。
「物流ミス削減セミナー」等を担当することがありますが、交通事故も基本は同じでしょう。「人はミスを犯す」という前提で注意をしておくことが大切なのです。
大阪では平成20年の交通事故の内、原因のトップが「出会い頭衝突事故」、そして第2位が「追突事故」だそうです。
交通量の多い道路では出会い頭事故、比較的少ないところでは「追突事故」が多いという傾向が全国的に見られるそうです。
出会い頭事故は「信号無視」、「交差点見落とし」、「安全不確認、思いこみ・思い違い」「急ぎ」などがいくつか組み合わせられてのものとされます。どれをとっても人間特性と言えるものです。急いでいて○○まで注意が及ばなかった、向こうが止まるだろうと思って○○・・・等、後で思い当たることがたくさんあります。
追突事故でもそうです。何かに気を取られて車間距離の短さに気がつかなかった、あるいは脇見運転などで前の車に気がつかなかったなどがあります。
私も3ヶ月ほど前にガソリンスタンドから出てくる車があるので呈して待っていたところ、後ろから追突されたという経験をしました。原因車は脇の何かに気をとられ停車中の私の車に気が行かなかったようです。
いずれにしても、日頃は気をつけているようで、その場になると通常の判断や行動してしまうという可能性をを誰もが持っているということを心しておいた方がいいでしょう。
交通安全運動はどこかの誰かが年間スケジュールの中でやっているものとするのでなく、自分自身の人間特性の弱点を再認識する期間としたいものです。
今日のキーワード
”単なる行事で終わらせたくない交通安全運動”