阪神高速湾岸線の天保山~六甲アイランド北間の大型車通行料金が、この4月から恒久的に割り枯れるようです。
阪神高速湾岸線のこの区間はいわゆる尼崎公害といわれる車輌から出る有害排気ガスがまき散らされないようにするるため迂回路として誘導政策がとられている区間です。
これを恒久的に実現するよう、料金の設定で43号線と併走する阪神高速3号神戸線よりも安くして誘導しようとする「環境ロードプライシング」という手法がとられます。
割引の設定の仕方や全体的な収支計画を詰めるのに永年を要してきましたが、割引減収分は国の負担でということになったようです。
そもそも公害のない社会を作るのは国土政策、叉、大型車などの通行計画もいわば産業政策と関連した事項です。
道路網のあり方、人と産業のあり方を決定できるのも国という期間で総合的に行われることが重要でしょう。
人に優しく、綺麗な血流がスムースに流れる国土、そんな姿を描いてもらえればと思います。
ロードプライシングが本格的に実施されることで、流れがどう変わるのか興味深いところです。
今日のキーワード
”環境ロードプライシングの成功に期待”