大阪湾「グリーンベイ」構想 | 「ロジスティクス・物流・マネジメント日々雑感」篠原ロジスティクスオフィス 篠原和豊

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 国土交通省や関西財界が打ち出したもの。「大阪湾の「グリーンベイ構想」。


 今。景気低迷で活況とはいかないものの、大阪湾一帯は薄型パネル事業の一大集積地になろうとしています。首都圏や中部圏と比べ勢いのある企業活動が途絶えていた関西経済が息を吹き返すのかと期待もされていました。世界的な景気落ち込みで本格的なものには、まだまだ時間がかかりそうです。


 次いで打ち出してきたのが、この「グリーンベイ」の構想です。


 大阪湾に世界最先端の環境関連産業を集め、CO2の排出が少ない物流体制を整えるものです。


 この構想、10~20年後には湾岸地域で太陽光や燃料電池などの新エネルギーの研究開発する企業や大学を誘致し、干潟や護岸、森をつくり経済と環境が両立する地域づくりを目ざすというものです。


 物流面では神戸港、大阪港、関西空港などとも結んで組み合わせた物流システムづくりも行うような構想です。もちろん、船の接岸時に陸上電力を補給する船のアイドリングストップなども含まれています。


 この構想、なかなか面白い構想でないでしょうか。


今日のキーワード

”環境をキーワードに夢を描き新たな地域活性化を”