情報を獲得する | 「ロジスティクス・物流・マネジメント日々雑感」篠原ロジスティクスオフィス 篠原和豊

「ロジスティクス・物流・マネジメント日々雑感」篠原ロジスティクスオフィス 篠原和豊

ロジスティクスや物流現場、日々報道されるニュースなどを直視したり斜に構えたりしてビジネスや社会生活のヒント、情報をちりばめます。

 普通に構えていると全く情報をキャッチできないことがよくあります。得意先の動き、競合他社の動き、消費者の動き・・・、すべてにおいて言えるのでないでしょうか?


 昨日までお隣、中国でオリンピックが開催されていました。4年に1回のスポーツの祭典です。テレビも四六時中、オリンピックのライブ、ビデオ、そしてワイドショーもそれに関するもの、これも仕方ないのでしょう。


 しかし、自由主義国の放送でもすべてが伝えられるのでないことが分かります。どこかで放送していたのかもしれませんが、オリンピックには確かボクシングがあったのでは、近代五種もあったよな、重量挙げは?ああ三宅さんの娘さんをちょこっと見たか、こんな感じで日本人が絡む、それも注目され視聴率のとれる種目中心です。注目されていない種目では上位入賞などであれば報道されるくらいでしょうか。日本人が出場していなければあまり見る機会もなかった感じです。


 意図的に情報遮断したのではなく、お客様のつかない種目は情報に乗らない、これがコマーシャルベースの放送です。NHKのような公共放送でも日本の放送協会です。地球レベルの放送は期待しようもありません。


 しかし、情報は取りに行けば得ることができます。あまり放送されなかったボクシングなどもネットでは知りうることができます。


 受け身のままでいるのと、積極的に情報をとりにいく差がでてくるのがこのあたりです。別に必要なければ取らなくていいのですが、スポーツ種目のバランスからいけば知り得る情報によって裾野の広がりも変わってきます。


 企業内外でも同じことが言えます。


 知り得る情報はあらゆる所に転がっています。しかし、その情報は向こうからは積極的に流れてはきません。常に意識し、探し、集め、取りに行かなければなりません。ちょっとした事象の中に感じ、周辺情報も探り、それを掘り下げる、こんな感じでこそ先見性も生まれるのでないでしょうか。


 何をしたいのかを常に持ち、それをするための情報を集めるアクティブな姿勢をもたなければいつまでも停滞したままでしょう。


今日のキーワード

”自由社会でも情報遮断は常である”