テーマを作る | 「ロジスティクス・物流・マネジメント日々雑感」篠原ロジスティクスオフィス 篠原和豊

「ロジスティクス・物流・マネジメント日々雑感」篠原ロジスティクスオフィス 篠原和豊

ロジスティクスや物流現場、日々報道されるニュースなどを直視したり斜に構えたりしてビジネスや社会生活のヒント、情報をちりばめます。

 「職場を常に変化させる」、みんなにそんな意識が芽生えた頃のワイガヤ風景にはおもしろいほどの熱気を感じられるものです。

 なぜ、そんなにワイガヤがおもしろいほどできるのでしょうか?小さなカイゼンを続けてきた結果、確実に進歩を感じられるからなのでしょう。そして、それをやってきたのが上司や外部の人の指図や意見によるものではなく自分たちが自ら悪さ加減を分析し要因を掴み改善案を作り何度も改良を加えた結果、前の状態とは比較にならない段階までステップアップしていることを感じられたからと思われます。

 何もやっていない頃は他人の悪い点は見つけられても職場の問題には触れることがありませんでした。与えられた器の中で与えられたことをやっていればいいというだけの姿勢だったのです。それでも何の不自由も感じられなかったのです。しかし、自分たちで考えてやったことで自分たちの働くことの楽しさができたり不便さを解消できることで何かをやれば何かを変えることができるのを実感したことでみんなにアクティブなものが芽生えたのです。

 この職場のワイガヤ、もちろん時間内での集まりです。まとめも模造紙にカード貼り付け形式でやりますので時間のある時に行われます。みんなが集まらない時にもカードにメモをと0ることができます。集まる時間ができた時に仕上げていくだけです。その際にワイガヤで考えを膨らまし関連のカードをさらに作っていくのです。

 問題点の分析も手法を覚えていけば科学的なやり方も手慣れてきます。いろいろ簡単な調査も自主的に考えつくのでしょう。論理的に思考をまとめていくようです。

 こんな雰囲気ができれば、テーマを作ることは簡単です。関連した問題を上げることもあれば、それらを並べて見ているだけでそこから全く違った視点のテーマも思いつくこともあるようです。A+B=数段上のステップのテーマという異次元の考えも出てきます。それがおもしろいようです。こんな職場づくり、そう時間はかからずできるようです。

今日のキーワード

“体得することで自分たちのものができる”