二重、三重のチェックが何故効かないのでしょう?
食品に金属片が混じっているような場合であれば外観検査だけでなく金属探知機などを用いて内部まで検査しなければならないのでしょう。しかし、一般的な物流ミスの場合は誤品や個数間違い、行き先間違いなど基本的には簡単なものがほとんどです。
単純であるから間違いが起こるのです。
誰でもが当たり前に行えるから当たり前のようにミスが起こります。
もし、同じ品種で白、青、赤と3種類のものがあるとしましょう。普通であればアイテムAの白と青は区別ができます。現物を見れば色の違うことくらいは分かるはずです。
ところが、集品指示書が間違いやすい書き方になっているのかもわかりません。あるいは本体の色は違うけれど外装は全く同じ物で文字や記号で判読しなければならないのか分かりません。
一応、文字くらい読めるだろうという共通認識があります。ところが文字は読めても判断がすぐできない状況というのもあります。このあたりが間違いにつながるということも考えられます。
あるいはアルファベットと数字の記号で判断を要求することも多く見られます。「1-67-564」というのと「アー67-オー64」とではどちらがまちがいがすくないでしょうか?降車の方が間違いが少ないようです。全社のような数字だけでは単純すぎて間違いやすいようです。
単純の連続では間違いが起こりチェックが働かないこともあるようです。
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“誰にも分かる方法にも工夫を!”