風力活用の貨物船 | 「ロジスティクス・物流・マネジメント日々雑感」篠原ロジスティクスオフィス 篠原和豊

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 昔であれば帆船が当たり前でした。当然、化石燃料の発見以前の話ですが。

 今、この風力を利用した曳航システム【スカイセールズ】を搭載した世界初の貨物船「ベルーガ・スカイセールズ号」を利用した輸送にDHLフォワーディングが取り組むとの報道がされています。

 ドイツのブレーメン港からバーティクルボード(木材小片の成形板)工場の部品をベネズエラに輸送するというものです。

 この燃料消費試算では10~38%削減できると見ています。全長87mの貨物船で年間に約28万ユーロ(約4400万円)の燃料費削減になるとのことです。

 ゆっくり大量輸送に船がむいているのは常識ですが、その船についても風を利用してさらに燃費を高める、世界の環境への取り組みはここまで来ているようです。

http://eco.goo.ne.jp/news/files_daily/daily_20080205_945.html

 連日のように環境先進国日本という報道もありますが、世界のこんな取り組みを見るとまだまだ知恵を出す部分も多いのでないでしょうか。

今日のキーワード

“環境技術は意識拡大と知恵の集積で”