物流コストの中でも比率の高いのが輸配送費です。併せてCO2排出量の面でも大きいテーマとして上げられています。
21世紀初頭からの3PLなどにより荷主と物流事業者、あるいは新たにこの分野を推進する方々の手で輸配送効率化、共同化などが行われずーっと削減されてきました。
原油高の影響でコストアップ要因がありますが輸送量増対する輸送距離は確実に減ってきています。ただ、今以上に削減をするとなるとどうしても1企業だけ、1パートナーだけの努力では大きな進展は望めません。
このような段階からは作り手側からの輸配送網づくりだけでなく購買者側からの輸配送網づくりとのドッキングが必要となってくるでしょう。もう少し発展して社会基盤としての輸配送網です。モノの動き自体が生産と消費が同期化し、しかも時間レベル、距離レベルが最短で結べるようなシステムです。
こんな夢はとうてい無理でしょうが、調達先業者をまとめる、納入業者同士がまとまる、異業種間でもまとまるなど商流レベルとは異なるネットワーク型の取り組みなどは少しの工夫で進めることができるのでないでしょうか。
CO2排出量の削減にもこんな取り組みも必要になってくるのでないでしょうか。
今日のキーワード
“ネットワーク型取り組みも一考する”