クモ型組織とヒトデ型組織、組織の状況によってどちらがいいとは言えませんがヒトデ型組織には大きな力が存在するようです。
組織は何らかの決定をし、進むべき方向に踏み出していく必要があります。この時、トップが瞬時に決定しすぐ全体を動かす方法があります。短期間で結果を求められる企業経営においてはこれも必要なのでしょう。いわゆる雲形組織はこちらの方でしょう。
一方で組織内で多くの小さな組織を活動の中心に置き、それらの組織が自主的に運営しながら周辺の組織、すなわち前工程、後工程との連携を図り全体が進んでいく、そのようなヒトデ型組織の強さも見逃せません。むしろ、盤石の組織はこちらの方からできあがるといってもいいでしょう。
小さな単位の組織の中で改善や提案を続けます。その中で自然にリーダーやサブリーダー、又、次期リーダーなどができます。そうみんなが考え組織を作ります。
みんなが職場を考え続けることで誰が主役かといえばみんなが主役になってくるのでしょう。誰でもが提案し考えるのです。だからその組織が二つに分割することになってもリーダーは別れた両方ともに存在します。
こういったヒトデ型組織、日本で多く見られる組織です。米国型の組織より勝る部分でしょう。ここによりどころを求めるのも一つの方法でしょう。
今日のキーワード
“ヒトデ型組織に強さを見る”