芽を正しく間引く | 「ロジスティクス・物流・マネジメント日々雑感」篠原ロジスティクスオフィス 篠原和豊

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ロジスティクスや物流現場、日々報道されるニュースなどを直視したり斜に構えたりしてビジネスや社会生活のヒント、情報をちりばめます。

 職場を活性化するためにいろいろ自由な意見を出し合う空気が進んできたとします。

 全く意見や提案が出ていなかった職場で少しでも意見が出ればおもしろいように雰囲気が変わってきます。ちょっとした思いつきでも手を加えるといろいろ変わっていきます。

 さらに活発化してくるとどこからもいろいろなことが出てきます。

 もちろん、簡単なものはすぐやってしまうのがいいのでしょう。多くのアイデアの中では類似したものや少し手間のかかりそうなものもあります。これらについては間引いていくことも大切です。

 この間引き方が重要です。

 同じようなアイデアであればそのうちの一つを取り上げほかのものは間引いていくのですが、残す一つに他のすべての意見を集約することにします。残るものは柱の一つですがすべてのアイデアをそこに集中させて残すことによって以降の改善にもみんなが参加することができます。

 少し手間がかかりそうなもの、これはたなざらしにして置いておくのではなく苗床を変えてあげるようにします。すなわち方向の決定やマイルストーンなどを明らかにしてあげる場を作り少しでも前に進んでいくようにします。これができなくて挫折してしまう、そして改善意欲がなえていくという例もあります。

 いずれにしても間引き方もうまくやれるかどうかです。

今日のキーワード

“活発な職場づくりは常にアイデアを整理”