52週表の最大値に注目してみます。
52週表は単品ごとに見るように作成します。当然、52週表の前提集計表としては日々のデータを記録した365日表というのがあります。
週単位の出荷合計だけを見れば年間を通じての出荷の波、すなわち季節や月の傾向を見ることができます。では最大値にはどんな意味があるのでしょう。
お得意先の要求数(オーダー数)の最大値です。その週の1日単位で見ればもし日々商品が補充されているとするとこの量がいつもそろっているとオーダーには対応できるという数字です。
ここで問題になるのは最大値が平均値に対して大きく跳ね上がっている場合です。普段の日はそんなに大きい量がなくても間に合うのにこの日のためにたくさんの在庫を抱えていなければならないのでしょうか。
そこで、最大値にあたる日の特別な理由を調べます。
たいていの場合にはある特定のお得意先からのオーダーが跳ね上がっていることに気付きます。さらに紐解いていくと特売などの理由であることが分かります。決して通常のオーダーで跳ね上がっているのでないことが分かります。
最大値には特別な理由がある。これを抑えるための事前情報が必ずあるはずです。特売情報などです。
特別なオーダーを別枠管理できれば最大値対応もずいぶん簡単になるでしょう。ここから在庫管理方式も組み立てられていきます。
今日のキーワード
“最大値の特別理由を別枠管理する”