私が39歳で公務員を退職して民間企業でお世話になることとなった企業の社長から言われた言葉で最も印象に残っているのが「仕事を好きになればいい」でした。地域ナンバー1の企業の経営者であり師匠と思っています。私の民間企業での働き方の礎となった方であり
「お金をいただいてありがとうございましたというのは当たり前。お金を支払った方からありがとうございましたと言われて一人前」
「お客様に満足してもらうのは当たり前。感動してもらって一人前」
「クレームは改善のための宝庫」
等を教えていただきました。民間企業は公務員と違い思い切り仕事ができ成果報酬もあるということで当時は新鮮に感じ面白くて仕事に打ち込んでいました。正に「仕事が好きになる」という実感がありました。公務員とは異なり成果があれば報酬に反映し、昇任、昇格にも直結するので毎日が楽しかったという記憶があります。
1年ごとに幹部職、管理職、役員と引き上げていただきました。恵まれていたのは営業社員として得ていたコミッションより役職手当、基本給が高くなることでモチベーションの低下もありませんでした。民間企業でのスタートから「仕事は面白い。楽しい。」という気持ちになることができて現在に至っています。
好きなことを仕事にできる人はほんの少数であるといわれています。しかし仕事を好きになることは誰にでもできると思います。仕事が好きで働いている時間が楽しければ家族にも笑顔で接することができます。
本当に最高の経営者に出会うことができて良かったと感謝の気持ちでいっぱいです。体力は衰えてきましたがこれからも仕事を好きで楽しく継続していきたいものですね。