東京都では来年度から公立、私立高校とも授業料の実質無料化を実施するとのことです。親の所得制限なしに実施するというところは画期的だと思います。子供の教育は親の収入により機会をなくすことがあってはならないと思うので所得制限なしというのは有意義であると感じています。
一方で国は高校生の子供をもつ親の扶養控除額の引き下げを検討しているとのことです。扶養控除額の引き下げを実施すると実質的な増税になってしまいます。少子化、子育て支援を政策の要としていますが実際には逆の動きになっていると感じます。子供の教育機会均等のために授業料無償化は地方ではなく本来は国で実施すべきと考えています。
住む地域により教育費に差がでるというのは良くないと思います。高校、大学は義務教育ではありませんがお金がかかるのは間違いありません。私も高校受験の際に両親から「公立高校にいくように」と言われました。決して裕福な家庭ではなかったので私立高校進学は無理だと思い公立高校しか選択肢はありませんでした。
自分の子供には希望する学校に入学できるように頑張ってきたと記憶しています。高校授業料が無償化されることは全ての家庭に恩恵になると思いますし子供の教育機会を均等に与えるという意味でも効果的だと感じています。
地方で個別に実行していくのではなく全国で授業料無償化が実現できるよう国が率先して進めていただきたいですね。少子化対策、子育て支援は一時的な給付によるものではなく広く負担が下がるよう扶養控除の拡大、子供用品の消費税免税等の目にみえる政策で若い世代を応援していってもらいたいものですね。