老後の過ごし方 | 向井幸一のブログ

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高齢者住宅の管理運営をしている高齢者のブログ

先日、学生時代の同級生と飲む機会がありました。学生時代から優秀な人で大手企業に就職して役員になり60歳で子会社の社長、66歳から関連財団法人理事長になって70歳で完全に退職した経歴の持ち主です。厚生年金以外に企業年金もあり収入には恵まれている環境にあります。悠々自適の老後生活を送っていると思います。

 

しかし彼からは「お前はいいな」と言われました。その理由は

・70歳を過ぎても仕事を継続していること

・毎朝出勤するところがあること

・朝、昼、夕と挨拶してくれる人がいること

・公私の切り分けスイッチがあること

等を上げていました。

 

彼は完全リタイアしてからゴルフ、夫婦での旅行等で現役時代には十分にできなかったことを満喫してみたけど1年も経つと刺激がなくなり退屈する時間が多くなってしまったとのことでした。

また朝の「おはよう」から夕方の「お疲れ様でした」と言い合うことができる人がいなくなってスイッチが切れっぱなしになってしまったと感じているそうでした。

 

私は社会人になってから50年ずっと仕事をしてきましたが仕事を通しての人間関係、緊張感、責任感がずっと継続してきたので感じることがありませんでしたがリタイアするということは表面的にはいいことのように見えても淋しさもあるのかなと感じました。ずっと現役生活を続けていると気づかないこともあるのかなと思いました。

 

たまに人生を振り返って周囲の皆様に感謝することも大切だなと感じさせられました。これからも新しい出会いがある生活を継続していきたいものですね。