老後の住まい | 向井幸一のブログ

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高齢者住宅の管理運営をしている高齢者のブログ

老後の「衣食住」は大切です。若い時代とは異なった環境になるのでそれぞれ変化していくと思います。家族構成も夫婦のみ或は独居という状況の高齢世帯が多く持ち家比率が高いという特徴があります。高齢世帯の持ち家は専有面積が広い傾向があります。子育て期間中には子供部屋が必要だったことも一因になっています。

 

核家族化が進行して広すぎる住まい、部屋数が多い住まい、庭があって駐車場があるという構造も高齢世帯にとって負担となるケースも散見されます。夫婦のみ世帯になれば1LDK,2LDKで十分な広さといえます。独居世帯になれば1LDKあれば十分と思います。子供が小さく部屋数が多い住宅は不要な部屋もあって固定資産税等が負担になっていることもあります。

 

車を家族構成の変化によって買い替えていくように住宅も家族構成、身体状況によって住替えていくほうが合理的な場合もあります。ライフスタイルにより住み替えることも選択肢になります。私の場合では自宅は郊外の戸建て住宅ですが通勤時間が1時間以上要することから会社から徒歩圏の賃貸住宅を借りています。週末には自宅に帰ることもあります。現在のライフスタイルではとても便利だと感じています。

 

リタイアしたら自宅に戻ってもいいし住みたいと思えるところがあれば住替えてもいいと考えています。夫婦のみ、単身ということを考えると小さな住まいで構わないので賃貸住宅で低廉な賃料で生活できるようになります。もし要医療、要介護になれば高齢者住宅への住み替えも選択肢になると思います。また転倒等のリスクを考えて早めに高齢者住宅に住み替えることも選択肢として効果的だと感じています。

 

住宅は生活のための手段と割り切ってしまえば老後の住まいについても新しい考え方、選択が可能になると思います。新たな選択肢が増えるという意味からも高齢者住宅特にサービス付き高齢者住宅には期待したいですね。