送迎車 | 向井幸一のブログ

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高齢者住宅の管理運営をしている高齢者のブログ

山形県所在の通所事業所の送迎車が雪道でスリップした事故により乗っていた80歳の女性が亡くなるという事故がありました。運転していたドライバーは業務上過失致死罪により逮捕されました。雪道でスリップしたことに業務上の過失があると判断されたようです。

 

ただ通所事業所の送迎車はプロのドライバーではなく介護職が運転している事業所の多いようです。介護に従事して疲れている人、夜勤により寝不足の人もいるのではないかと思います。高齢者を乗せて送迎することはより慎重な運転と技術が要求されると思います。

 

介護職で兼任することは人手不足もあって仕方ないかと思いますが亡くなられた方、運転者とも気の毒だなと感じています。私も公務員を退職して初めて働いた高齢者住宅では23人乗りのバスを保有しておりレクレーション等で毎日のように稼働していました。当初は大型免許のある社員が運転担当を兼任していましたがより専門性の高い二種免許を保有するスタッフが運転するよう社用車の運転規則を改定しました。

 

大型二種免許をもっている社員が少なかったので大型一種免許を所有している社員には大型二種免許試験を受けるよう費用は会社負担として取得を促していました。合格者には奨励金を給付して運転手当も新設して運転技術の向上に努めた記憶があります。高齢者を搬送することは通常のタクシー、バスより慎重な運転技術が求められると思います。

 

高齢者施設の送迎車による事故は多発しています。より安全のためにも上位免許が取得できるような介護保険制度にして高齢者の方が安心して乗車できるようにいただきたいものですね。