基幹統計 | 向井幸一のブログ

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勤労統計について厚労省が長年にわたって不適切処理をしていたことが明らかになりましたね。雇用保険からの過少支給が明らかになり2,000万人に対して500億円以上の追加支給が必要になり来年度予算を見直すことになりました。厚労省では昨年も働き方改革に関して裁量労働制のほうが労働時間が短くなるとした不適切なデータを国家に提出したことが明らかになって一部廃案になりました。

 

厚労省では組織的に統計改竄していたようですが基幹統計で虚偽の結果を提示してしまうと法律策定、予算策定でも誤った結果になってしまします。隠蔽・改竄はあってはならないことですが財務省、防衛省、文科省等の他の省庁でも習慣化しているようですね。政府は基幹統計について全部をチェックするとしていますが省庁に自浄作用が期待できないと感じています。

 

第三者機関による公明正大なチェックをしなければ国民からの信頼回復だけでなく国際的にも信用をなくしてしまうと思います。各省庁で隠蔽・改竄が続くのは官僚が国民のためでなく政府の顔色を窺って仕事をしている結果ではないかと思います。統計に関しても民間は虚偽報告に罰則がありますが省庁の虚偽報告には罰則がなく責任もとらないという現状では改善できないのではと感じています。

 

公務員各位には決められたことは決められたとおりに実行していくという基本だけは順守していただきたいものです。嘘つきは泥棒の始まりという言葉もありますので正直な仕事を期待したいものですね。