厚労省が実施する毎月勤労統計調査について長年にわたって不適正操作がなされていたため労災保険給付額が過少になっていたことが明らかになりました。適正に給付するよう心掛けるとのことですが既に亡くなっている方もいると思います。少なくとも数億円規模になるとの見通しです。二度手間、三度手間になり余計なコスト、税が使われることになります。
厚労省は問題が非常に多いですが他官庁の官僚そのものもここ4~5年は著しく劣化しているように感じます。公文書の隠蔽・改竄、各種統計調査の虚偽報告、民間からの過剰接待等の案件は枚挙にいとまがない状況です。何故、隠蔽・改竄、虚偽報告等を繰り返すのか分かりませんが以前の官僚にはいい意味で「日本を動かしているのは自分達だ」という誇りを感じました。
決められたことを愚直に推進する力は目を見張るものがありました。接待についても精錬潔白な人が多く飲みにいっても割り勘がほとんどでした。政府が発表する統計が疑わしいとなると何が正しいか判断できなくなります。景気がいいといっていますが本当に景気がいいのか分かりませんね。各省庁にも監査法人のような監督組織が必要になっているのかもしれませんね。