お歳暮 | 向井幸一のブログ

向井幸一のブログ

高齢者住宅の管理運営をしている高齢者のブログ

今年もお歳暮のシーズンが近づいてきました。従来は12月10~20日くらいに贈るものでしたが昨今では11月中に贈ることを推進している店舗が増えてきました。11月中に発送してくれれば抽選によりプレゼントが当選する、送料の割引等のインセンティブをつけて早めに発送するようにしています。逆に12月の発送分は送料が割増になる等の対策を講じている店舗もありますね。

 

これは運送業のドライバー不足が最大の原因といわれています。12月にはお歳暮に加えてクリスマスプレゼント、正月おせち料理の発送等の行事が重なるためドライバーの不足により引受けることができなくなるといわれています。宅配業者でも料金値上げ、お届け時間帯の制限等によりドライバーの収入を増やして確保しようというトレンドになっています。引越し業界でも引越し難民という言葉も聞かれるようになってきました。

 

少子化が進行して労働人口が著しく減り続けているためいわゆる3Kの仕事では人材確保が困難になっています。今後も商品代、サービス代は値上がりしていくと思いますが労働人口の減少に追いつくことはできないと感じています。外国人労働者の入国を増やす方向で検討していますがドライバーのような専門職ではすぐに戦力にはならないのではないかと思います。

 

3Kの職場と評される方々が少なくとも給与が低いということがないようサービス費用は適切に消費者が負担していくことが大切であると思います。便利さには対価が伴うということを再認識しないといけないと思います。世の中は誰かの支えによって成立していることを自覚して便利さを支えてくれている人のことも考えてコスト負担することが求められていく世の中になると感じています。

 

人口減少社会では競争社会から思いやりをもって共存していく社会へと変わっていくことが必要なのかなと考えさせられます。便利さを支えてくれている方々に感謝して生きていきたいですね。