長時間労働 | 向井幸一のブログ

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長時間労働の改善のため政府の有識者会議では提言をまとめたようですね。残業時間に制限を設けるとのことで月間80時間を超える残業は禁止することになりそうです。ただ業種・業態により例外を認めるとのことなので現状とあまり変わらないのではないかと感じています。

 

労働時間短縮を本気で考えるなら生き方そのものを変える必要があると思います。国民は労働者であると同時にお客様でもあります。お客様として我慢することも大切になってくると思います。できるだけ安くて早いサービスを求めるのがお客様です。事業者としては労働時間を短縮して賃金を上げながら安くて早いサービスを24時間365日提供することは困難ですね。

 

働き方は生き方にも直結するものであると思います。私も取引先で色々な方とお会いしますが名刺に携帯番号を掲載して「24時間365日対応します」と記載されているような担当者を重宝します。「官庁執務時間帯のみ対応します」という担当では心細いと感じます。

 

生産人口が激減していく現状で労働時間の短縮を実行するためにはお客様としての考え方も変化しなくてはならないのかなと感じています。多少の不便を我慢することも必要になるのではないかと思います。

 

20世紀の高度成長期にはサービス競争・技術競争により業界が発展成長してきましたが今後は競争するのではなく共存していく社会になるのかなと思っています。ただどんな時代になっても自己実現のために頑張る人もいると思います。そういう人材は今後貴重になっていくのではないかと感じています。

 

時代の変化には柔軟に対応していきたいですね。