お客様相談窓口に寄せられたご相談です。
サービス付き高齢者向け住宅に住替えた方からのご相談でした。「住替えたらデデイサービスにいけなくなった」とのことでした。
詳しく聞いてみると住替えた先の有料老人ホームは「特定施設入居者生活介護」事業所の指定を受けているものなので外部サービスの利用はできないものであることでした。
相談のお客様は入居前に質問したら「デイサービスの利用はできますよ」との回答をいただいていたとのことです。お客様はデイサービスに出かけることが楽しみなので困ったということでした。入居後に聞いたら「デイサービスを利用するなら全額自費で利用してください」と言われたそうです。
確かに「デイサービスは利用できますよ」という言葉は間違いではないですが「自費での利用はできますよ」と正確に伝えておけば良かったのではないかと思います。
高齢者の居住のための住宅、施設は多岐にわたりお客様には分かりにくくなっていると思います。
地域包括ケアシステムが完全に機能すれば住み慣れた自宅で最期まで住み続けることは可能と言われていますがマンパワーから考えても完全に機能できる地域は限られるのではないかと思います。
一方では地方創生担当大臣は都市部の高齢者は地方に移住すべきと言い出しました。
国の方針が複数あって朝令暮改の状況では高齢者の皆様はますます分かりにくくなってしまうと思います。お客様どころか事業者でさえ良く分からないという質問をいただくことが増えてきました。
高齢者の皆様、ご家族の皆様に分かりやすい制度にしていただきたいですね。