介護職員の不足 | 向井幸一のブログ

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高齢者住宅の管理運営をしている高齢者のブログ

厚労省の試算では介護職は2025年には約30万人不足するとのことです。2025年は目の前にきていますが対策は講じていないのが実態です。根本的な問題は賃金の低さではないかと思います。

介護職の人たちのアンケート結果では約73%の人が賃金が低すぎると回答しています。


今回の介護報酬改定でマイナス改定になったことについても一般世論では80%以上の国民は不満を感じているとのことです。介護サービスは切実な問題だと思います。保険制度でありながらサービス提供する人が不足というのは情けない現実です。

やはり一般労働者並の給与は最低でも必要だと思います。


民間企業では経費を削減しながら経営をしていますが売上が下がればより経費を削減するしか生き残りの道はなくなります。政府は介護事業所は儲けすぎなので減算すると主張していますが周辺の介護事業者にお聞きしても決して儲けすぎという方は会ったことがありません。


投資はコンクリートばかりでなく人に対する投資も必要だと思います。

少子化の影響で生産人口が毎年減少していきます。肉体的、精神的に疲弊する介護という仕事に携わる方が誇りをもって働くことができる事業にしなくてはならないと感じています。


高齢者住宅事業でも間取り、設備に対する投資も必要ですが基本は人です。

お客様に接する社員の笑顔がお客様の元気の源だと思います。ボランティアの精神だけでは事業は継続できません。

笑顔で充実した仕事ができるような住宅にしていきたいと考えています。