脳性麻痺の緊張はまぁるい抱っこで緩みます | まぁるい抱っこ/プチプラ防災  辻直美 オフィシャルブログ 【 辻直美のえ〜加減がいい加減】

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国際災害レスキューナース
「プチプラ防災」
「まぁるい抱っこ」
「アルマスリング」
一般社団法人育母塾 代表理事の
辻直美のブログです。

昨日のかみつれ荘での「まぁるい抱っこ講座」では
脳性麻痺のお子さまとお母様の
ご参加がありました

体の緊張が強いとお聞きしていました
そこが非常に大変で生活も辛そうです

講座に来られる前には
事前にきちんとヒアリングさせていただいて
いろんな方向からのアプローチを考えて
講座ではアドバイスさせていただいています


ヒアリングの段階では
かなり状況的には厳しい
でもその子なりのリラックスの場所は
必ず見つかるはず
他の参加者もいる中の2時間で
どれだけその子に時間をかけることができるのか?
マンツーマンではないので
そのゴールの設定をどこまでするのかも
かなり悩みました


シュミレーションも何回もして
当日に臨みました

やはり緊張が強く
真っ平らな場所に寝かせていると
足をぴんと突っ張り
顎が上がって呼吸も浅くなります

体に触れてみると
足の指、足首、ふくらはぎから太ももが
ガチガチに硬くて非常に辛そう


なので緩めるケアをレイキと共にしました
すると一気にフニャフニャ

時間にして3秒(笑)

ギャン泣きしてたお子さんは
あっという間に泣きやみました

周りは
特にママは本当にびっくりしていました

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縦抱き、横抱き、
どっちをやっても
私が抱っこするとリラックスしますが
ママがするとどうにも落ち着かない


その原因は
密着する面積が
ママがする縦抱き横だけだと極端に減ってしまい
子供は落ちそうになる感覚を感じてる
子はバタバタもぞもぞとして
何とかバランスを取ろうとするのですが
それ以上にママがもぞもぞと動いてしまい
そして脇が開いて持ち上げてしまうから
どうやっても気持ち場所に固定することができません


でも
まぁるい抱っこで
確実に泣き止み、
そして力を抜いて身を預けてくるのは
周りの人が見ても一目瞭然



そこで前抱きを提案しました


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まぁるい抱っこで柔らかく
リラックスして
身を預け出しました




緊張が強いお子さんは
不快だと
足をピーンと突っ張り
肌と体で一生懸命気持ちを伝えてきます



気持ち良い抱っこが出来ているか
答えは子ども本人が感じている
そのサインを大人がどう拾うのか?
ただそれだけのことです






こんなにも
股関節が開き
そして足首とふくらはぎが柔らかいのは
ママも見たことがないそうで
本当に感激しておられました



私はたくさんの子供たちと接していて
特に脳性麻痺の子供たちは
反応がとても分かりやすいと感じています

言葉では伝えてくれませんが
その分、体で素直に表現しています

それは
まだ言葉を獲得していないベビー達も同じです




まぁるい抱っこは
いろんな可能性があると思います

そして今悩んでることが解決できる糸口が
まぁるい抱っこ、育母道にあると思います

もっと皆さんに知っていただきたい!!!