ヤマハのV50というシンセは、FM音源を搭載したものとしては末期にリリースされた。FM音源シンセとは言え、搭載しているリズム音源はPCMだったりする。1989年デビューで、購入は1990年だったかな。
心臓部の音源チップはOPZ-IIで、OPZを搭載したシンセ・V2のパワーアップ版。FM音源部の同時発音数も8→16になっている。
購入からかれこれ20年くらい経ち、メンテが必要になってくる。メモリーバックアップ用の電池切れと、FDDのゴムベルト破損が避けられないからねぇ。
昔に作った音色を収めたFDは現在行方不明のためFDD修理は後回し状態なのだが、電池切れは直す必要がある。起動の度に、小さなディスプレイには文字化けした何かが表示されて、まあプリセット音色を選べばどうにかなるものの、あまり放置したくはない状況である。
というわけで、中を開けてみる。ひっくり返し返してネジを外して行けばよい。
緑色のメイン基板が見える。これは裏側なので、音源チップ等は見えない。メモリーバックアップ用の電池も、反対面に実装されている。
メイン基板も取り外しはネジを外すだけなので簡単だが、本体部分とは数多くのケーブルで繋がっている。ハンダで直付けというわけではなくコネクターで繋がっているので取り外しは容易だけど、戻す時のために目印を付けておくと良いと思う。
そしてこれがメイン基板。
「YMなんちゃら~」な型番のICがモリモリ載っている。注目の音源ICはこれ(下の写真、左下)。
OPZ-IIと呼ばれているYM2424が2個鎮座している。
一時期WikipediaにOPZ(YM2414)を2系統(8ch×2)搭載したのがOPZ-IIとの記載があって、いざ実物を見たら2個載ってるしどういう事?と思ったのだが、今はWikipediaも8chで2個搭載、OPZからFIXモードでのオペレータ発振可能周波数が拡大された、との記載になっている。
まあ外販されてない音源ICだし、どうでもいいと言えばそれまでだけど。
ちなみにエフェクト用のICとしてYM3413(DSP)が使われている。その他、YM3602(OPRW)はリズム音源でしたっけ。IG15601(Mixer)が2個、YM3028はDACですかね~。
CPUは3個。XD681A0(HD63B01Y)とXF148A0(HD63C01Y)が2個。6301系は組込系では有名ですね。でも3個って、音源部と、シーケンサー部と、あと何用でしょう…。
8ピンのオペアンプも複数個載っているので載せ替えていくという楽しみ方もあるかも。電解コンの総入れ替えもアリですかね。
肝心のメモリーバックアップ用の電池は基板実装タイプのCR2032が基板に直付けされている。これは交換可能な様にするのも良いけど、まあ直付けでも問題ないでしょうなぁ。
まだまだ付き合っていきたい機材の一つであります。





