忘れた頃にやってくる、国際便の段ボール50箱
いつも読んでくださってありがとうございます。この記事は2020年下旬の頃の記憶を遡って綴っています。帰国して2週間の隔離を終え、シャバの空気に感動する余裕もないまま、娘の学用品を調達する為にバタバタ過ごし、ものの数日であっという間に学校に戻った娘。もう少し家で日本語の勉強をしたり、見学に行ったりしても良かったのに、早くランドセルを背負って学校に行きたい娘。そんな娘をすごいなーと思いつつ、私に似たら限界まで家で過ごしていたでしょうに、そんな尊い姿勢は、親として尊重せねばなりませんので、最短で受け入れていただいたのですが。泣き言ひとつ言わず、集団に調和しようとする娘に負けてはいられまい!と、就活をしましたが難航も、シングルマザー専用ハローワークのお陰様で、なんとか正規雇用を手に入れた訳ですが。明日晴れて初出勤!!と、こちらも静かな平日の朝を迎えておりました。平和な国日本。平和な実家。娘も頑張って学校に行っている。ほんわかした安心感に包まれて、バルコニーで洗濯物を干していましたら…配送業者のお兄さんが走ってやって来て「〇〇さーん(私の苗字)!!ご在宅で良かったですぅー!今から国際便の段ボール50箱お届けするんでー、なんかレジャーシートかなんか敷いといて貰えませんかー?」とか仰るので、一瞬フリーズしましたがすぐにそれは自分が蒔いておいた種だった事が理解でき後頭部に矢が突き刺さったかのような衝撃を抑えつつも、必死…それは必死にお受け取りしたのです。年老いた両親も総出…捨てきれなくて、ひとつひとつの物に思い出が詰まり過ぎて、なんで選ばなきゃいけないんだ…何故たった50箱になんか絞らなきゃいけないんだ…と涙を飲んで箱詰めしたあの時の私に言ってやりたい。狭い日本の家、ましてや出戻りのくせに、せめて30箱に抑えろ!!!…と。午前中に来てくださって本当に良かったです。初出勤を翌日に控えた私は、両親に平謝りしながら、段ボール50箱をほどいていくのでした…