いつも読んでくださってありがとうございます。

この記事は2020年9月ごろの記憶を遡って綴っています。



私には、この異国の地で妊娠中に知り合った、気心知れた友人が居ます。

共通の友人に、なんか境遇が似てると言うことで紹介された彼女。

知り合った時、彼女も妊娠しており、彼女のパートナーもジャマイカ人、モラハラ気質で共同生活がうまく営めないと言う、同じ悩みを抱えていました。


その日にすぐに意気投合した私達は、しょっちゅう子供を交えて遊んだり、出掛けたり。

同じ日本×ジャマイカの同じ年の子供達に、運命を感じつつ、帰国したその日までだけでなく、それ以降もたくさん助けられ、支えてもらいました。


彼女と他愛もない話をしていた時のこと。


お互いにパートナーの女癖の悪さも大きな悩みのひとつだったので


何故私達だけがこんなにも不自由なのか!!に腹が立ち、私達も積極的に自分の幸せを探したっていいじゃないか!!と言う話で盛り上がったある日。


いやしかし、もう結婚生活は懲り懲り

子供がもう少し大きくなってからの彼氏くらいでちょうどいいのかもしれない

でも老後はどうなのだ

子供がハーフなので、日本人パートナーは気まずい

など、それはそれは生々しくも勝手な話で現実逃避していました。


日本以上にマッチングアプリが認知されている国ですので、若者から老人まで意外と浸透しているものです。

初めて通ったESLの学校では、マッチングアプリの登録の仕方を授業でやったほど。


盛り上がった私達は、この国のサイトと日本のサイト両方登録し、マイルドな話し相手を探す事にしたのです。


その日以降、知りもしない誰からのメッセージや、いいねのサインに心踊らせ、本気で出会うつもりなんかまだないのに、明らかに心は軽い!!見事に結果にコミットして大満足していたのでした。


たったこれだけの事。

推しの1人でも居たらそれでも良かったのかもしれない。

誰かが自分のプロフィールを見て「いいね」と言ってくれている事が、こんなにも心に降り積もってガッチガチに固まった心を溶かしてくれる…


帰国までこれで乗り切ろう!

ありがとう、心の友よ。