先日の日経新聞夕刊(1面)に、小職が腹案、
「スマート信号機」が掲載されていましたね。
さて、卒爾ながら、「コンプライアンス」という
言葉が人口に膾炙して久しいですね。
実際に人々の倫理観が高まり、
法令が遵守されるようになったのか、
犯罪件数の統計で確かめてみましょう。
※ここでは刑法犯の認知件数を取り上げています。
コンプライアンスの徹底と犯罪数を結び付けるのは
短絡的&牽強付会な気もしますが、看過くださいませ。
まず、刑法犯の総数(認知件数)は、
2002年の285.4万人をピークに減少の一途をたどり、
直近の2014年は121.2万人と、2002年比で
何と半分以下の水準に減少しています。
さて、刑法犯は以下の6つに類型化されます。
2014年の認知件数の多い順に
①窃盗犯…89.7万人(74.7%)
②その他(占有離脱物横領・住居侵入など)…18.5万人(15.6%)
③粗暴犯(傷害・暴行・恐喝など)…6.6万人(5.1%)
④知能犯(詐欺・偽造・横領など)…4.6万人(3.3%)
⑤風俗犯(わいせつ・賭博など)…1.2万人(0.9%)
⑥兇悪犯(強盗・放火・殺人など)…0.7万人(0.5%)
※数値はいずれも2014年。( )は構成比
というわけで、認知件数132万人のおよそ9割が
「①窃盗犯」と「②その他」で占められています。
認知件数はピーク比半減(▲164.2万人)していますが、
そのほとんどを①窃盗犯(▲148.0万人)と
②その他(▲12.7万人)で説明可能です。
ところで、「コンプライアンス」が叫ばれ始めたのは、
私が社会人になった2002年頃、すなわち犯罪件数が
ピークの頃だったように思います(勘違いかも?)。
ということは、ピークと比べて犯罪件数、
特にその中でも比較的チンケな
①窃盗犯や②その他(ネコババや住居侵入)が
大幅に減少しているということは、
「コンプライアンス」が世に浸透し、
人々の倫理観・規律性が高まった証左に
他ならないと結論づけることもできそうです。
うん?本当にそれでいいの?
もっと他の理由があるのでは?
あるいは、別の角度から判断する必要があるのでは?
ということで次回に続きます。
それでは。

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