今回は久しぶりに経済のネタです。
先日、とある新聞記事の見出しに吃驚いたしました。
すなわち、「米GDP 2.9%減」です。
NYダウが連日最高値を更新していることなどから、
アメリカ経済は絶好調だと思っていましたので、
「あれ?足元マイナス成長」と肩透かしを食らったの。
しかし、それは早とちりで、記事を精読すると、
「アメリカの1~3月期のGDP確報値が、
改定値の1.0%減から1.9%ポイント下方修正され、
2.9%減となった」という内容でした。
念のため、アメリカのGDPは、
速報値→改定値→確報値と変遷します。
この記事を見た人はどう思うでしょうか?
「世界の経済の4分の1を占めるアメリカの
GDPが大幅に下方修正された。おおごとぢゃ」
と思う人は少数派でしょう。
「GDPというのはそもそもいい加減な統計だから
大幅下方修正もよくあることでございますよ。
それに、遠い過去の話だからどうでもいいアルね。
さ、メシ喰って酒呑んで寝よ」
というのが、冷静な大人の判断でしょう。
それが証拠に、この日の新聞各紙は、
蹴球世界杯で日本が惜敗した翌日だったこともあり、
掲載がN新聞7面、A新聞6面、Y新聞11面と
極めてぞんざいにこの記事を扱っていました。
しかし!!!これがアメリカではなく
日本のGDPの話だったらどうだったでしょう。
想像してみてください。
全国紙の1面のトップに
「GDP 1.9%の下方修正で大幅マイナス成長に!!」
などと大きく報じられ
「えらいこっちゃ。今すぐ全資産を米ドルに変えよう」
「ほほほ。全力で売りから入ろう」
といった愚民の暗躍で市場が大荒れの展開となることが
容易に想像できます。
さらには、
「1.9%ポイントの下方修正とはいかなることだ。
統計を偽造していたのか?怪しからん」
といった論調が幅を利かすおそれがあります。
合わせて、
「内閣府の担当職員を増員して統計の精度を上げ、
二度とこのような事態が発生しないように努めます」
といった筋違い&税金の無駄遣いが発生しそうですよね。
笑止千万ですね。
それでは。

にほんブログ村