創作◆なにげない、ある日のワンシーン with 中西京介★《ダーリンは芸能人》二次創作短編 | 二次元のカレに逃避中♪

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主に、SNSアプリの乙女ゲームについてのレポ、および携帯恋愛ゲーム《ダーリンは芸能人》(LoveDuetを除く)をベースとした妄想2次小説を書いてます。※PC推奨です
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注意 当、二次創作小説(シナリオ)を初めて読まれる方は先にこちらをごらんください。


いや、ホント、大まかなプロットは出来てるのに義人くんルートの話が続かない…orz

そんな状況で出来た非常に短いお話です

本ページに於いて㈱ボルテージ《ダーリンは芸能人》の画像を使用しております。

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なにげない、ある日のワン・シーン

〜 ラベンダー 〜

 with 中西京介



《ダーリンは芸能人》二次創作短編






鈴虫の声で秋がもう訪れていることに気付いた夜。

仕事を終えて山田さんに自宅まで送ってもらった。


「ありがとうございました。

 お疲れさまでした」


彼が軽く手を挙げ、その車が遠ざかっていく。


時間は午前1時。


京介くんはもう寝てるかなと思いながらそっと玄関ドアを開け、小さな声でただいまと告げると。


「おかえり」


私の声が聞こえたのか、リビングから彼がそう言った。


「まだ起きてたの?」


「台本読んでたらこんな時間になっちゃったんだよね」


京介くんはそう言うけれど、本当は私の帰りを待っててくれてたのは分かった。


だって、いま彼が手にしてるのは既に収録が終わった第7話のものだもの。


クスクスと笑う私を見て、ついたウソが見透かされた事に気付いたのか京介くんは顔を少し赤くしてイジケたように言う。


「それよりお風呂に入っておいでよ」


「うん」


彼にバッグを預けて浴室に向かった。


そのドアを開けると、浴室を満たす温かい蒸気の中に仄かにラベンダーの香りが漂っていることに気付く。


自分も仕事で疲れているだろうに、

私がリラックス出来るように用意してくれたのだろう。


手間は大したコトないのは確かだけど、私を想ってやってくれたというその気持ちが本当に嬉しい。


湯ぶねに身を沈めて、京介くんとのこの生活がいつまでも続きますようにと私は願った。



〜 end 〜