注意 当、二次創作小説(シナリオ)を初めて読まれる方は先にこちらをごらんください。
いや、ホント、大まかなプロットは出来てるのに義人くんルートの話が続かない…orz
そんな状況で出来た非常に非常に短いお話です
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なにげない、ある日のワン・シーン②
〜 カモミール 〜
with 中西京介
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《ダーリンは芸能人》二次創作短編
お風呂から出てきた時、キッチンからはお湯を沸かしている音が聞こえた。
ふと見ると、いつもの場所にヨガマットが既に敷いてある。
毎日のルーティンでお風呂上がりにはそこで柔軟体操をしてるから、彼が前もって敷いてくれたのだ。
いつもしているように一通りのストレッチをしていると、微かにカモミールの香りが漂ってきた。
かと思うと、グラスと氷がぶつかる音が涼やかに聞こえてくる。
「ハーブティー、淹れといたよ」
「ありがとー」
「じゃ、オレは先に寝るね」
「うん。 おやすみー」
寝室に入る京介くんを見送り、柔軟体操を再開する。
息を吐きながら背を伸ばしたり。
息を吸いながら身体を丸めたり。
そうやって全てのストレッチを終えて、呼吸を整える。
テーブルにいくと、冷たいハーブティーが注がれたグラスが置かれていた。
少し結露し始めたグラスに口を付け、彼が淹れてくれた薄い琥珀色の液体で喉を潤す。
「美味しい…」
ハーブティーそのものも美味しいんだけど、京介くんが淹れてくれたってことで美味しさが倍増する気がする。
…ってあまりにも現金かな?
一息をついて何気なく外を見た。
27階の窓から見える都会の夜空は、今日も静かだ。
〜 end 〜