【レポ】2人だけの桜デートwith京介*step6 《ダーリンは芸能人forGREEイベ》 | 二次元のカレに逃避中♪

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主に、SNSアプリの乙女ゲームについてのレポ、および携帯恋愛ゲーム《ダーリンは芸能人》(LoveDuetを除く)をベースとした妄想2次小説を書いてます。※PC推奨です
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今年4月に行われたイベント 【2人だけの桜デート桜】 のレポです。

書きかけの妄想小説は山ほどあるんですけど、全て途中でネタ切れを起こしてしまって。ショック!

ってことで、レポを載せるすることにします。にひひ

思いっきりネタバレなので、ご注意ください。べーっだ!

選択肢は私が選択したものを掲載しています。









【2人だけの桜デートwith京介 step6



部屋の灯りを消して真っ暗になると、風のびゅうびゅう鳴る音が余計に大きく響いた。

私はベッドで何度も、寝返りを打った。


(…眠れないよ)


その原因は、雨のせいばかりじゃなく、すぐそばのソファにいる…。


京介

「…○○ちゃん」


暗がりから、京介くんの声がした。

私はビクッとして、動けないでいた。


(暗がりで京介くんの声を聞くと、すぐそばにいるみたいで…ドキドキする…)


京介

「○○ちゃん、寝ちゃったの?」


私が返事をしようとすると、被せるように京介くんは言った。


京介

「そっち、行っていい?」


(…え?)


京介

「そっちに行きたいんだけど?」


(えぇ?!)


主人公

「だ、だめ!」


京介

「なーんで?」


主人公

「なんで? って…」

(…そんなの、ダメに決まってるじゃない!)

  ↑ いやー、泊めること自体ダメなんじゃ…


なんとなく暗闇に気配を感じて、目を凝らすと京介くんが毛布にくるまりながら、すぐ近くにしゃがみ込んでいた。


主人公

「きょ、京介くん!」


京介

「○○ちゃん……」


(うわ! いつのまに!)


京介

「俺、寒い……」


主人公

「え?」


京介

「なんか、風邪引いたみたいなんだ…」


主人公

「ホント? 大丈夫??」


私はガバッと起き上がると、京介くんのおでこに手を当ててみた。


(…熱はないみたいだけど)

   ↑ 寒気って、熱が出る前にくるんだよ?


京介くんは、毛布にくるまりながらも震えているように見える。


(…ソファじゃ寒いよね…可哀想かも)


主人公

「じゃあ、京介くんがこっちで寝なよ」


京介

「オレだけ?」


主人公

「え…だって、一緒はまずい…よね?」

   ↑ 何故に確認?


京介

「別にオレは一緒でいいけど…それに、一人より二人のほうが暖かいよ?」


(…そ、そんな!暖かいとかの問題じゃなくて…)


京介

「嫌なの?」


主人公

「嫌ってワケじゃないけど…」


京介

「じゃあ…問題ないじゃん」


そう言うなり、答えも聞かずに京介くんは布団に入ってきた。


主人公

「きょ、京介くん!」

(…うわっ!一緒の布団なんて、どんな顔すればいいの…)


京介

「ほら、一緒なら暖かいでしょ」


主人公

「……なんか、急に元気になってない?」


京介

「そりゃあ、そうでしょ? ○○ちゃんっていう湯たんぽがあるんだから」

   ↑ いや、男性のほうが暖かいぞ?経験上…。ちなみにうちの夫は暑苦しいっす。


主人公

「湯たんぽって…… もしかして、またウソついたの?!」


京介

「…気がつくのが遅いのが、悪いんじゃない?」


怒ってはみたけれど、暗闇の中で、京介くんの吐息がかかって心臓がドクンとはねた。


(…どうしよう…… 急にドキドキしてきちゃった…)


さっきまで冷たかったお布団が、二人の体温で温められてゆく。


京介

「…○○ちゃん」


主人公

「……」


京介

「まさか、寝たなんて言わないよね?」


(……こ、こんな非常事態に眠れるわけないじゃない!)

     ↑ その非常事態を招いたのはあなたですが。


京介

「あんまりそっち行くとさあ…ベッドから落っこちちゃうよ?」


主人公

「あ…」


私は意識するあまり、京介くんに背中を向けて、ベッドの端っこまで移動していたのだ。


京介

「それに、布団がそっちにいっちゃって寒いんだけど?」


主人公

「ご、ごめん…」


京介くんは、笑いを押し殺したようにクックッと声を立てた。


(もう…京介くんのペースに乗せられっぱなしだよ…)


京介

「こっち、おいで…?」

  ↑ はーい♪


(う…そんな色っぽい声でささやかれると…)


京介

「ほら」


京介くんは、そっと私の手を握ってきた。

思わず、手が強張ってしまう。


京介

「オレって、そんなに信用ないかなぁ?」


(…あ、ちょっと落ち込ませちゃった?…かな)


主人公

「…そうじゃないけど……その…恥ずかしくて……」


京介

「俺、これでも相当我慢してるんだけど」

    ↑ うん、すんごくエライと思うよ?フツーならこのシチュでソッコー襲ってるよ…。


主人公

「う…」


京介

「…大丈夫。今日は襲わないから」

    ↑ いやーん、今すぐでもいいんだけど♪


(今日はって…どういう意味……!)


京介

「たぶんね?」


主人公

「えっ、…や、やっぱりソファで寝る」


私は京介くんの手から、逃れようとする。


京介

「だーめ」


ふわりと背中に腕を回され、私の顔は京介くんの胸に押し当てられた。


(……え?)


京介

「もう…逃がさないよ」


京介くんの心臓の音が、耳に伝わってくる。


(…京介くん……心臓の音、早い…?)


これ以上ないくらいドキドキしている私と、同じくらいのスピードの心音が、リズムを刻む。


京介

「…これなら、風の音も気にならないでしょ?」


そう言いながら、京介くんは私を優しく抱きしめた。


主人公

「……うん。なんか、安心する……」


京介

「いっぱい眠って起きたら、きっと明日は晴れてるから、さ?

 だから…ちゃんと寝な」


主人公

「京介……くん?」

(もしかして…京介くん…私を、安心させようと泊ってくれたの?)


そう思ったら、胸にジワリと暖かいものが広がった。


(京介くんって…ふざけてるけど、本当はこんなに優しいんだな…)


主人公

「ありがと……京介くん…」


私はそっと、京介くんの背中に手を添えてみる。


京介

「おやすみ……」

   ↑ ここでマジで寝るなんて、リアルだとぜってーありえねぇ…


それに応えるように、優しい京介くんの声が、すぐ近くで聞こえた。

外の風がどんなに吹きすさぼうと、京介くんのぬくもりを感じながら、私は安心して眠りにつけるのだった。




~to be continued~




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