【レポ】2人だけの桜デートwith京介*step7 《ダーリンは芸能人forGREEイベ》 | 二次元のカレに逃避中♪

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主に、SNSアプリの乙女ゲームについてのレポ、および携帯恋愛ゲーム《ダーリンは芸能人》(LoveDuetを除く)をベースとした妄想2次小説を書いてます。※PC推奨です
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今年4月に行われたイベント 【2人だけの桜デート桜】 のレポです。

書きかけの妄想小説の1シーンはまだ書き上げてないので、

つなぎに、レポを載せるすることにします。にひひ

思いっきりネタバレなので、ご注意ください。べーっだ!

選択肢は私が選択したものを掲載しています。










【2人だけの桜デートwith京介 step7







目の前に、白い何かがひらひらと舞い降りてきた。

手のひらに降りたそれは、一枚の花びら―。


主人公

「あ…桜…どうして?」


すると、目の前にたくさんの花びらが降ってきて…。


主人公

「あっ……京介くん!」


桜吹雪の中に、目を凝らすと京介くんが立ってこちらを見ている。

私に向かって何か言ってるけど、口がパクパクしているだけで、聞こえない。


主人公

「なにー? 京介くん? 聞こえないよー」


風の音で切れ切れに聞こえてくる、京介くんの言葉は…。


京介

「…義人…言ってた。……君とし見てば…我れ恋……」


ざざーっと、一斉に舞う花びら。


京介

「…好きな人と見れたら…こんなに桜を恋しく思わな…い」


風がピタリとやんで、そこに京介くんはいなかった。


主人公

「京介くん…? 京介くんっ!」


悲鳴のように、私は京介くんの名前を呼び続けた―。



ガバッと布団からはね起きる。

私は全身に、汗をかいていた。


主人公

「あ…京介くん」


布団の横を見ると、京介くんは静かに眠っている。


(…よかった。夢だったんだ…)


京介くんは、半分うつ伏せになりながら、スヤスヤと寝息を立てていた。


(…もう…消えちゃったかと思ったよ…)


主人公

「きれいな寝顔…」


その時ふいに、京介くんが寝返りを打つ。


京介

「う…ん……」


(わわ…色っぽい…男の人がこんなに色っぽいなんて……)


私はつい、京介くんに見とれてしまう。

その時、風のびゅうびゅう鳴る音が耳に入った。


主人公

「あ…そうだった! 天気は?!」


私は急いで窓に手を伸ばすと、カーテンを開けた。


主人公

「……うそ」


外は変わらず、風と雨で轟々いっていたのだ。


(……そんな…これじゃ、お花見は…)


京介

「…ん?」


京介くんが、目をこすってこちらを見ていた。


京介

「…どうした?」


主人公

「……京介くん…雨、止まなかった…」


京介くんは半分起き上がって窓を見ると、私のほうに手を伸ばして言った。


京介

「大丈夫…」


優しい目で微笑むと、京介くんは私を引き寄せる。


京介

「待ってたら、きっと晴れるよ…」


そう言いながら、私の頭を優しく撫でてくれた。





朝食の後片づけが終わったあと外を見てみても、一向に天気が回復する様子はなかった。


主人公

「そうだ…!」


私はリビングの端まで走ると…


主人公

「てるてる坊主を作ろう!」


そう決めて、引出しからハンカチや裁縫道具を取りだした。

その様子を面白そうに、京介くんが眺めている。


主人公

「できた!」


目の前に掲げると、パッとテルテル坊主を京介くんに取り上げられた。


京介

「花柄のてるてる坊主なんて、おしゃれすぎるでしょ?」


主人公

「だ、だって! 他に布がなかったから」

   ↑ あー、たしかに。一人暮らしだと布って買わないんだよね。


京介

「ちょっと待って…」


京介くんは私に見えないようにしててるてる坊主に何か書いている。

出来上がると、『じゃーん』と悪戯っぽい笑顔で渡された。


主人公

「あ、ひどい!」


てるてる坊主にはまつ毛をつけた泣き顔が書かれ、○○と名前まで書いてある。


京介

「ね?そっくりでしょ?」


主人公

「もう!」


私は軽く睨んで見せたが、後ろに書いてある文字に目を止めた。


(えっと…『お花見ができますように』…? え、これ…)

           ↑ こういうさりげない優しさ。いーよね~w



急いで振り返ったけれど、京介くんは頬杖をつきながら、テレビのリモコンをいじってチャンネルを変えたりしている。


(…京介くん)


私はドキドキする胸を押さえながら、ゆうべのお弁当に手を加え始めた。


主人公

「…念のため、仕上げておこう」


大きなタッパーに、彩りよくおかずを並べてゆく。

ご飯を丸めて、おにぎりを作った。

と、そこで携帯の呼び出し音が聞こえた。


主人公

「あ…翔くんからだ…もしもし?」


私が話し始めると、京介くんがこちらの様子をじっと見ている。


『○○ちゃん? 参ったねー。 今日は中止になっちゃったよ』


(…やっぱり…中止なんだ…)


『残念だけど、しょうがないよな。 ○○ちゃんとお花見したかったのになぁ』


主人公

「う、うん…。この雨じゃ、仕方ないよね…」


『ねぇ、もしかしてお弁当作っちゃったんじゃない?』

          ↑ つか、成人男性5人分の弁当作り、初めっから頼むなっっ


私は作ったばかりのたくさんのおにぎりを見た。


主人公

「あ……ううん? あのね、仕事が朝からあって、結局作れなかったの」


私はなるべく明るく聞こえるように言った。

そんな様子を、京介くんは身動き一つしないでじっと見ている。


主人公

「うん、うん…大丈夫! うん。じゃあ、またね!」


私は携帯を、パタンと閉じた。


(こんなに張りきったのに…お弁当、無駄になっちゃったなぁ……)


そう思うと、大きなため息が漏れた。

         ↑ そーなのっ!これが子どもの運動会だったら、もう一回作んなきゃいけないのよぉぉぉ


゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆


○○がパタンと携帯を閉じた。

そのまま動かずに、○○は背中を向けて立っている。


京介

「…どこが、大丈夫なんだか……」


京介は一人、ボソッとつぶやいた。

お弁当を仕舞い始める○○に何か声をかけようとするが、うまい言葉が見つからなかった―。


゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆


京介

「○○ちゃん、出かけよ」


私はびっくりして、起き上がる。

どうやらいつの間にか眠ってしまったらしく、ソファに横になったままブランケットが掛けられていた。


(…あ、あれ? いつの間に?)


見ると、京介くんはもう玄関に向かっていた。


京介

「早くしないと、置いていくよ?」

    ↑ ちょっ、ちょっと待って!女の子はいきなりでかけられないのよっっ


主人公

「京介くん、出かけるってどこに行くつもり…」


立ち上がると、部屋が明るく日が差していた。


(…え? これってお日さまの光?)


窓に駆け寄ると、眩しさで思わず目をつむってしまう。


主人公

「え? ウソ…すごい…晴れてる……」


外はさっきまでの嵐が嘘のような澄みきった青空が広がっていたのだった。



~ to be continued ~






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