【レポ】2人だけの桜デートwith京介*step5 《ダーリンは芸能人forGREEイベ》 | 二次元のカレに逃避中♪

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主に、SNSアプリの乙女ゲームについてのレポ、および携帯恋愛ゲーム《ダーリンは芸能人》(LoveDuetを除く)をベースとした妄想2次小説を書いてます。※PC推奨です
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今年4月に行われたイベント 【2人だけの桜デート桜】 のレポです。

書きかけの妄想小説は山ほどあるんですけど、全て途中でネタ切れを起こしてしまって。ショック!

ってことで、レポを載せるすることにします。にひひ

思いっきりネタバレなので、ご注意ください。べーっだ!

選択肢は私が選択したものを掲載しています。









【2人だけの桜デートwith京介 step5



明日のお花見で、翔くんからお弁当を頼まれた私-。

Waveのみんなで桜祭りに行く約束なのだけど、京介くんは一切関心なし。

お弁当作りを手伝うからと、私のキッチンにこうして一緒にいるのだけれど…。


主人公

「えっと…こうして鳥のささみを開いて、シソと梅肉を…あ、塩、コショウしなきゃ」


京介

「はい、塩とコショウ」


そう言って私のすぐ横に立つ京介くんは、塩とコショウを渡してくれる。


主人公

「あ、ありがとう。そしたら、挟んで巻いて…」


京介

「ふーん? で、これって何になるの?」


主人公

「ささみの青ジソ梅巻き」


京介

「へぇ? 美味しそう」


主人公

「それで、パン粉をつけて、はたいて……」

(なんか…さっきからずっと視線を感じるんですけど…それも、料理じゃなくて顔に…)


主人公

「あの…京介くん?」


京介

「はい?」


主人公

「えっと…なんで私の顔ばかり見るのかなぁって……」


京介

「ダメ?」


主人公

「だ、ダメじゃないけど…」

(そんなに見られると、緊張しちゃうよ…)


主人公

「お弁当づくり、手伝ってくれるんじゃなかったの?」


京介

「うん?もちろん手伝うよ?味見専門だけどね」


そう言って、京介くんは揚げたばかりのシソ巻きを口に入れた。


主人公

「あ、京介くん!」


京介

「あちっ!」


途端に京介くんは、口を押さえて床にうずくまる。


主人公

「大丈夫!?」


私は青くなって、あわてて京介くんのそばに駆け寄った。


主人公

「やだ! 火傷しちゃった?!」


京介くんは、口を押さえたまま言った。


京介

「水…水ちょうだい……」


私は急いでコップを水に注ぎ、京介くんに渡しに行く。


主人公

「はい! コレ飲んで!」


すると、京介くんは私のほうに顔を突き出して見せる。


(え…?)


無言で自分の口を、ちょんちょんと指さした。


主人公

「な、なに?」


京介

「口移しで…お願い? ね??」


京介くんの突然の申し出に、自分の顔が見る見るうちに赤くなっていくのがわかる。


主人公

「えっ…口って…」


あまりに動揺して、しどろもどろになってしまう。

すると京介くんは、ペロリと舌を出して笑ってみせた。


(え! ウソだったの?)


主人公

「ひどい! からかったんでしょ!」


私は軽くにらんで見せると、また料理の続きへと戻る。


京介

「ごめん」


主人公

「ホントに心配したのに…」


京介

「だから、ごめんって」


京介くんはそう言いながら私の手首を掴んだ。

少しバランスを失った私は京介くんの胸へと顔をぶつける。


京介

「お…っと」


見上げると、至近距離に京介くんの顔がある。


(わわ…こんな近くに京介くんの顔が…体温が…)


主人公

「…は、離してくれる…?」


京介くんは私の手首を捕まえたままだった。


京介

「イヤだって言ったら?」


悪戯っぽく、京介くんは微笑む。


主人公

「もう! お弁当、手伝って言ったのに、邪魔ばっかり…」


すると、急に力を緩めて、京介くんはフッと息を吐いた。


京介

「なんか…自分でもわかんないんだけど…

 急に○○ちゃんのこと、手伝いたくなっちゃったんだよね…」


そう言う京介くんは少し困った顔をした。


(…京介くん?)


京介

「なんでだ思う?」


かと思うと、今度は魅惑的に微笑んで、私の手首を引き寄せた。


主人公

「な、なんでって…」


しどろもどろになっているうちにだんだん京介くんの顔が近づいてくる。


(わ、ど、どうしよう…)


思わず、ギュッと目をつむった。


主人公

「…」


(…あ、あれ?)


おそるおそる目を開けると、ちょっと赤くなった京介くんが真剣な表情でこっちを見ている。


京介

「そんな無防備だと…本気で襲うよ?」


(…え?)


京介

「なーんて…ね。ホントに邪魔しちゃったな。 お弁当づくり、続けて?」


京介くんはパッと体を離す。


(…びっくりした…キス、されるかと思った…)


ドキドキがおさまらなくて、私は力が抜けたまましばらく呆然としていた。



お弁当づくりもほとんど終わり、あとは明日の朝に少し手を加えて詰めるだけとなった。

京介くんにコーヒーを淹れて、私もソファに座る。


京介

「ご苦労さま。頑張ったね?」


そう言いながら京介くんは、頭をポンポンと叩く。


(もう…邪魔ばっかりしたくせに)


さっきの出来事を思い出し、私は耳まで赤くなった。


京介

「あ…」


テレビに目を向けていた京介くんが、画面を見て声をもらす。

つられて、私もテレビのほうを見てみると…。


主人公

「……・…うそ」


天気予報の番組で、大きく『強風警報』と映し出されていた。


京介

「全然、気がつかなったけど…窓がガタガタいってる…」


私は慌てて窓に近づき、カーテンを開ける。

外はすごい雨だった。


主人公

「…そんな」


風がびゅうびゅう音を鳴らし、横殴りの雨は窓ガラスに叩きつけられている。


主人公

「昼間は、大丈夫だったのに…」

(…桜が…咲かないうちから散っちゃうよ…)


京介

「…明日は、花見中止かもな」


主人公

「…」


私はカーテンの端をギュッと握りしめた。


主人公

「…お花見…したかったのにな…」


桜が咲いていれば、もしかしたら京介くんとも、お花見が出来る機会があるかもしれない…

本当は私は、ひそかにそんな期待をしていた。


(…でもその桜がなくなっちゃったら…そんな夢さえ叶わない…)


京介

「…○○ちゃん」


京介くんを見ると、クシャッと一瞬悲しそうな顔をしたような気がした。


京介

「あのさ!」


すると突然、大きな声を出す。


京介

「俺…今日、泊っていく」


主人公

「え? …泊ってくって…ここに? なんで?同じマンションなのに」


京介

「いいの。疲れたからここに泊る」


(…泊るって…ど、どうして?)


京介

「…そんな顔してちゃ、ひとりにしておけないし…」


ボソッとつぶやいた声が、風の音と重なった。


主人公

「え? 今、なんて言ったの? 聞こえなかった…」


京介

「いいから…泊らせて。 ダメ?」


京介くんが私の肩に手を置いて優しく覗き込む。


(……あ、ずるいそんな優しい顔で見られると…)


京介

「俺はソファで寝るから。ね?」


(…ソファなら、いい…かな)


私はコクンとうなずいた。




~to be continued~




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