【レポ】2人だけの桜デートwith京介*step4 《ダーリンは芸能人forGREEイベ》 | 二次元のカレに逃避中♪

二次元のカレに逃避中♪

主に、SNSアプリの乙女ゲームについてのレポ、および携帯恋愛ゲーム《ダーリンは芸能人》(LoveDuetを除く)をベースとした妄想2次小説を書いてます。※PC推奨です
※他サイトにて夢小説展開中

今年4月に行われたイベント 【2人だけの桜デート桜】 のレポです。

書きかけの妄想小説は山ほどあるんですけど、全て途中でネタ切れを起こしてしまって。ショック!

ってことで、レポを載せるすることにします。にひひ

思いっきりネタバレなので、ご注意ください。べーっだ!

選択肢は私が選択したものを掲載しています。









【2人だけの桜デートwith京介 step4



主人公

「これで、だいたいおかずの材料は揃ったかな?」


そう言う私から、京介くんはヒョイっとかごを受け取り、替わりに持ってくれた。


主人公

「重いよ?」


京介

「それなら、なおさら、海尋ちゃんには持たせられないでしょ?」


(……京介くん、優しい)


京介

「あっ! やべ」


突然京介くんは、私の腕を引き寄せて、後ろから抱きすくめた。


主人公

「ちょ、ちょっと! 京介くん?!」


心臓のドキドキが、聞こえてしまいそうなほど鳴り響く。

その体勢のまま、京介くんはこっそりと棚の陰へと移動した。

見上げると京介くんは、目で私に何か合図を送っていた。

すると、生鮮コーナーに、一磨さんの姿があるのがわかった。


(あ……一磨さん!)


京介くんのほうを見るが、変わらず棚の陰から動かない。


主人公

「そっか、一磨さんも明日のお花見の買い物に来たんだ…」


京介

「静かに。聞こえちゃうよ」


主人公

「一磨さんなら…見つかってもよくない? 何も隠れなくても……」


京介

「ダメ。今は邪魔されたくないから」


(……え? 邪魔って…そんな意味深なコト……)


ますます、私はドキドキしてしまう。


(…こ、これじゃ買い物どころじゃなくて、私の心臓がもたない…)


抱きすくめられた姿勢のまま、どうしたらいいかと思ってると、突然下から声がした。


??

「おねーちゃんたち、何してるの?」


見ると小さな女の子が、不思議そうな顔をして見上げている。


主人公

「…あ、えっとね……」


(…なんて説明したらいいの?)


京介

「しっ!」


京介くんは女の子に向かって、唇に人差し指を当てて見せる。


京介

「俺たち…探偵なんだ……ひみつだけどね?」


そう悪戯っぽく、女の子に言った。


きょとんとしていた女の子は、ハッとして口を押さえる。

そして、私たちに向かって親指を立てながら『りょーかい』と口だけで言い、去っていった。

私たちは顔を見合わせて、ぷっとふき出す。

そして、ギュッと手を繋ぐと、棚から棚へと移動を始めた。

その途中で、こちらに向かってくる一磨さんと鉢合わせになりそうになる。


主人公

「わ…見つかる!」


京介

「○○ちゃん、こっち!」


私たちはスーパーの棚から棚の間を縫うように進んだ。


主人公

「なんか、かくれんぼみたい……」


私たちは顔を見合わせて、小声で笑った。


私たちは、一磨さんがレジを済ますのを待ってから、ようやくスーパーをあとにした。

いつもの帰り道は用心して使わずに、別の道から歩いて帰ることにする。


主人公

「……一磨さんといい、女の子といい、…冒険みたいだったね」


京介

「結構、スリルあったな」


買い物バッグを両手に持ちながら京介くんは笑いながら言った。

高揚感のようなものが二人を包んでいる。


主人公

「京介くん…探偵なんて言うんだもん」


京介

「あの子、今頃、自分だけの秘密を持ってワクワクしてるよ」


私たちは、クスリと笑いあった。


京介

「それにしても、一磨のヤツ、全然気づかないでのんきに買い物してたな……」


主人公

「結構、真剣に商品選んでたね」


そう言った途端、京介くんが吹き出した。


京介

「そういえば、アイツのかごにひょっとこのお面があったぞ?」


主人公

「えー! 本当? 何か手ぬぐいみたいのものは見えたけど」


2人は顔を見合わせる。


京介

「どじょうすくいだ!」


主人公

「どじょうすくい!」


同時に言って、吹き出した。


主人公

「まさか、一磨さんがやるの? 想像できない」


京介

「いや……アイツにはそんな芸はないよ。誰がやるんだろ?」


ひとしきり笑い終わると、ゆったりとした時間が流れた。

すると、途中から並木道に変わり、桜の花が咲いているのがわかった。


主人公

「あ! これ、桜じゃない?」


私は嬉しさのあまり、立ち止まって上を見上げる。


主人公

「こんなところに、桜が咲いてるんだ。知らなかった……」


京介くんは、そのまま歩き続けていたが、振り向いて止まる。


主人公

「…きれい……まだ、五分咲きくらいかな?」


そのまま動かない私に京介くんが言った。


京介

「ホラ、急がないと、お弁当作り終わらないよ?」


京介くんは微笑んで、私に手を差し出した。

私がそっと手を出すと、ギュッと握って京介くんはどんどん歩きだす。


京介

「○○ちゃんに合わせてたら、徹夜になりそうだからな」


主人公

「そんなことないもん」

(……京介くん、そんなに桜に興味がないのかな……)


名残惜しい気持ちで桜を見上げながら、私たちはマンションへと向かった。




~to be continued~



ペタしてね