西川口で天に昇る 〜出会いと別れと その2 | 昇天記 ~NAGISAの記録~

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責められの快楽にはまったオトコのつれづれ


 エステの店を買った、と聞いて、もちろんすぐに行ってみた。かなり広い。けっこう¥かかっただろうし、これからもかかるだろうなぁと思ったが、そっち方面には一切口をはさまなかった。当たり前といえば当たり前だが。

「女の子はそんなに美人はいないけどみんな優しいし一生懸命だよ」
実際そうなんだろう。途中、問合せの電話が入ったが、同じように説明していた。正直すぎると思った。
 
 彼女はママさんになったので普通はマッサージはしないそうだが、この時は特別にマッサージしてくれた。以前と変わらず腕前は中くらいだったけど、やっぱり私には「気持ち」「思い入れ」が入ってしまっているので、最高のマッサージに感じた。
 マッサージの後、ママさん用の控え室給湯室みたいなところに通され、少しお茶を飲みながら雑談。駅前でティッシュ配ったりネットの掲示板に書いたりして宣伝してるけど難しいね、なんて話をした。ラーメン食べに行く?と誘われたが、その日は用事が控えていたので泣く泣く断った。

 帰り際、私は言った。
「アドバイスとかだけで、お金の援助とかはできないけど」
すると、椅子からすっと立ち上がって
「そんなこと言わないで」
と私を抱きしめてくれた。

 その後もメールでアドバイスを求められたりしていた。こっちがアドバイスした通りにしてお客さんに喜ばれた、ありがとうなんてメールが来ると嬉しかったものだ・・・


 そんな日々から2、3ヶ月くらい経っただろうかーーーほどなくして店に電話をかけた

「はい ××です」 

違う店の名だ。そして声の主は男。

「あの・・・○○じゃないですか?」

「違うよ、××だよ」

「はい、すみません」

 そう、それは、人に考える隙を与えず突然やってくるもの。私は全てを察して電話を切った。