「毛布の正しい使い方」が…
![毛布](https://stat.ameba.jp/user_images/20151119/23/sleepdesigner/3e/79/j/o0800068113488561310.jpg?caw=800)
その番組では毛布は敷ふとんの下に敷いて使うのが正しいという風にまとめられていました。
寝具の専門家に言わせれば「この正しい使い方」は間違っています!
その番組は視聴者からの投稿をもとに製作されている様なので、いかに「間違った正しい使い方」が世間に出回っているかが露呈された結果なんだと思います。これは裏を返すと、いかに今の「ふとん屋(寝具専門店)が消費者の方々に信頼されていない証拠」とも捉える事が出来ると私は考えます。
我々、寝具業界が真摯に向き合わないといけない現実でしょう。
さて、話の毛布の使い方に戻しますと、そもそも毛布の正しい使い方を論ずるには、まず使おうとする「毛布の素材」を確認しないといけません。
![毛布タグ](https://stat.ameba.jp/user_images/20151120/13/sleepdesigner/1e/30/j/o0800060013488925743.jpg?caw=800)
※タグの「毛羽部分」の素材を確認しましょう。毛羽部分が肌に触れる素材です。
今回テレビで流れた様に、敷ふとんに敷いて使う場合は天然素材の毛布じゃないといけません。テレビで流れた様な、多くの方が毛布という単語を聞いて思い描くアクリルやポリエステルを使った化学繊維の毛布を体に近い部分で使う事は原則としてNGなのです。
これは毛布の備える「吸湿性」に関係します。石油を原料とするアクリルやポリエステル等の化学繊維系の毛布は睡眠時に人から出る汗(水分)に対応する事が非常に苦手です。肌触りは滑らかで、使った“瞬間”は「ムレ」を暖かさと勘違いしてしまうので、ついつい掛ふとんの内側や敷いたりして使ってしまいますが、恐らく多くの方が起きた瞬間に冷えを感じているはずです。
アクリルやポリエステルの毛布を掛ふとんの内側に使えば、夜中に毛布や掛ふとんをムレによる不快感から蹴飛ばして、寒くて目覚めた経験がありませんか?
敷いて使っている方はムレによる不快感を解消するために寝返りが多くなり、睡眠が浅くなって中途覚醒の多さに悩まされていませんか?
これはその人の発汗量に関係しますので、年齢や性別によっても差がでます。子供や男性の場合は本当に気を付けた方がイイです。
毛布を敷いて使いたい場合、もしくは掛ふとんの内側に使いたい場合は吸湿性のある「天然素材」の毛布にしましょう。天然素材は「綿」「ウール(羊毛)」「シルク(絹)」「キャメル」「カシミヤ」等です。
毛布の使い方についてはこのBLOG内で何度も記事を書いていますので、興味のある方は下記のページをご覧ください。
■関連ページ
⇒当店BLOG内:毛布に関するページのまとめ
それから、同じ番組内で「睡眠時に靴下を履いてはいけない」とも流れていましたが、これも毛布と同様に靴下の「素材」に関係します。
手足が冷えた状態ではスムーズに眠りにつけませんので、冷え症の方が靴下を履くのは間違いではないと私は考えます。
私は靴下を履いて毎晩グッスリ眠っています。
ただし、注意したいのが靴下の「素材」なのです。足先からの発汗に対応できる天然素材じゃないといけません。通常の靴下はフィット感を生む為にポリエステルやポリエチレンといった石油由来の化学繊維系素材が多く使われているのです。
ましてや、冬場に出回る安価な睡眠用靴下は化学繊維系素材のみで作られている事がほとんどです。
ちゃんとした睡眠用靴下には「天然素材」が主要素材として使われています。冷え性対策に靴下を履く場合は素材をしっかり確認しましょう。
当店がオススメしている靴下はこちらです。女性は知っている方が多いと思います。
■オススメ睡眠用靴下の紹介ページ
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![冷え取りソックス1](https://stat.ameba.jp/user_images/20141128/12/sleepdesigner/db/58/j/o0800055813142804822.jpg?caw=800)
by sleepdesigner:圭
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![ホームページ画像](https://stat.ameba.jp/user_images/20150903/04/sleepdesigner/1b/bd/j/o0800037113414269788.jpg?caw=800)