
中ワタに麻100%、表生地も麻100%、日本製の「本麻敷パット」です。麻は肌に触れた際に自然な涼感(接触冷感)を持ち、吸湿性と発散性に優れ、丈夫で洗濯にも強いという日本の夏にはうってつけの繊維です。
ただ、麻と聞くと日本人のイメージにはチクチクするとか肌触りが苦手という方がいらっしゃいます。確かに麻の中でもラミー(苧麻)という品種はその様な肌触りが特徴なので、苦手な方もいらっしゃるでしょう。ただ、麻にはラミーの他にリネン(亜麻)という種類もあり、こちらはラミーとは全く違うなめらかな肌触りで綿に近いと言えます。最近はニット生地にしたり、ガーゼ生地にしたりと麻の生地にも種類が増えてきたので、言葉だけで敬遠せずにまずは触って確かめてみる事をオススメします。これが麻?って思うかもしれませんよ。
ちなみに、麻は靭皮繊維の総称なので細かく分けていくと20種類近くもあります。ヘンプ(大麻)やジュート(黄麻)などもそうです。ただし、衣類や寝具などの布製品に使われるのは主にラミーとリネンの2種類になります。
さて、そんな麻を使った写真の敷パットですが、実は「中ワタ」に使われている素材も麻です。麻ワタ100%です。
麻に限らず見た目が同じ様な敷パットの値段の差はこの中ワタにある可能性が大です。購入する際は、この中ワタに気を付けましょう。吸湿性が大事な敷パットですから、中ワタにも綿や麻といった天然素材をオススメします。最近は吸汗性ポリエステルとかなんとか表記してあって吸湿性がありそうですが、化学繊維の本当の性能は正直使わないと分からないですね。天然素材を選ぶ方が無難だと思います。
それから天然素材の織り物の宿命、吸湿性がある証拠とも言える洗浄後のシワですが、この商品ではこんな感じです。

見た目がこんなになるだけで、商品の特性は生きていますのでご安心を。このシワが許容範囲かどうかは購入する方のご判断です。
最後に、麻には接触冷感があると言っても室温が30℃を超えるような環境だったり、空気の流れが無いような環境では言うほど気持ち良くありませんので注意して下さい。多分、室温が30℃を超えた状態ではどんな寝具を使おうと、まともに寝るのは無理でしょうけどね。
エアコンの設定温度を1℃下げて29℃に設定するだけでも体感が違いますし、私は基本的に扇風機を使って室内に空気の流れを作って湿度を下げる様にしています。エネルギーの節約は大事ですけど、夏という体力を消耗する時期にまともに眠れない方が困りますからね。
エアコンなどの電化製品は過度に使う必要はありませんが、眠れないのに使わないのも変な話だと思います。なんでも上手に利用しましょう。
by sleepdesigner:圭
商品名:本麻敷パット(日本製)
サイズ:シングル(100×205㎝) 12,600円
セミダブル(120×205㎝) 14,800円
ダブル(140×205㎝) 18,900円
中ワタ:麻100%
表生地:麻100%
裏生地:綿100%
※4隅ゴム付き
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